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可能性を拡大する!製造業におけるビジネスマッチングを徹底解説

公開日
2023.09.26
更新日
2024.02.20
可能性を拡大する!製造業におけるビジネスマッチングを徹底解説

「新製品を開発したいけど技術が足りない」「知識が豊富な人にアドバイスをもらいたい」などのお悩みをお持ちの製造業経営者の方もいるのではないでしょうか。

人材確保や外注先の新規開拓のために近年活用されているのが、ビジネスマッチングサイトです。

ビジネスマッチングサイトを利用することで、専門知識を持った人材と出会えたり自社では実現できないノウハウを持っている企業とつながれたりするので、売上の増加や新たな製品の開発が期待できます。

この記事では、製造業のビジネスマッチングサイトの概要、製造業がビジネスマッチングサイトを活用するメリット、ビジネスマッチングサイトの選び方などについてご紹介します。

ぜひご覧ください。

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製造業のビジネスマッチングサイトについて

製造業に特化したビジネスマッチングサイトにはどのような特徴があるのでしょうか。

ここではビジネスマッチングサイトの概要と製造業において活用するメリットについてご紹介します。

ビジネスマッチングサイトとは

ビジネスマッチングサイトとは、新規ビジネスの開拓や既存プロジェクトの推進、優秀な人材の確保などを推進するために企業や人を結びつけるためのサイトのことです。

決定権を持つ経営陣と直接コミュニケーションが取れたり、自社に必要なスキルを持った人材に直接アプローチできたりするので、自社が求める企業や人材が見つかりやすくビジネスの場を広げることができます。

製造業におけるビジネスマッチングサイト

世の中にあるさまざまな製品はいくつもの部品で組み上がっていますが、全てを自社製造しようとすると膨大な工場や従業員が必要になるので、あらゆるメーカーから部品を取り寄せて製造することがほとんどです。

そのため製造業では、技術やノウハウを提供し合ったり自社で製造できないパーツの発注先を探したりと、協力できるビジネスパートナーを探すためにビジネスマッチングサイトが活用されています。

自社にはない機械やノウハウを持った企業とつながることで、理想の商品が提供できる可能性が広がるのです。

製造業界における課題

ベルトコンベアのある工場

人材不足や自動化の遅れなど、製造業界はさまざまな課題を抱えています。

人手不足

製造業界の課題としてまず挙げられるのは、労働人口の減少による人手不足です。

文部科学省や厚生労働省、経済産業省が取りまとめた「2022年版ものづくり白書」によると、製造業の就業者数は20年間で約157万人も減少しており、34歳以下の就業者は約121万人減少する一方で65歳以上の高齢就業者数は増加しているというデータがあります。

このままでは製造業の労働人口は減少する一方なのです。

参照:2022年版ものづくり白書(ものづくり基盤技術振興基本法第8条に基づく年次報告)|経済産業省

自動化、DX化の遅れ

DXとは、AIをはじめとした最先端技術を活用することで作業の効率化や正確性の向上を推進するものです。

導入できれば手作業で行っていた作業を機械に任せることができる他、製品の品質を一定に保つことも可能です。

ところが、経営陣に自動化に対する知識がなかったり、そもそも社内に知識がある人材が少なかったりすることから、日本の製造業は世界から見ても自動化・DX化が遅れているのが現状なのです。

また、最先端技術を取り入れるためには多額のコストがかかることも導入が進まない原因のひとつといわれています。

ノウハウの継承

労働人口の減少は、技術やノウハウの継承にも大きな影響を及ぼしているのをご存じでしょうか。

団塊世代が一斉に退職したことによって指導者が不足する事態に陥ったり、若年層が減少したことで後継者となる人材が少なくなってしまっています。

とくに伝統工芸品の製造をはじめとする長年の知識や経験が必要なものの場合、一人前と言えるまでに膨大な時間を要することから、技術を習得する前に離職してしまうこともあります。

製造の知識を次の世代に引き継ぐことに課題を感じている企業は少なくないのです。

国際化による競争の激化

日本製の製品は世界各国から評価されている一方で、国内で販売されている製品は海外製のものが増えてきています。

最近は低価格でありながら高品質な製品が求められていることから、新興国に製造を依頼して日本で販売するといった流れが加速しています。

製造業の国際化が進むことで、競争が激化して従来の価格やクオリティでは選ばれなくなってしまうという問題が発生していることから、国際化に合わせた経営戦略を立てていかなければいけません。

製造業向けのビジネスマッチングサイトを利用するメリット

MERITと書かれた積み木と電球マーク

製造業に特化したビジネスマッチングサイトを利用することで、どんなメリットがあるのでしょうか。

新しい製品を生み出せる

ビジネスマッチングで企業とつながることで、それぞれの企業が持つ技術やノウハウを共有することができるので、新しい製品を生み出せる可能性が高まります。

製造業同士のマッチングだけでなく、一見共通点が見えない異業種とつながることで新たな視点から製品開発の兆しを見つけられる可能性があるのも大きなメリットです。

マッチングサイトによってはオフラインでの交流会や展示会を開催している場合があるので、他社がどんな技術を持っているのかをその目で確かめられるきっかけにもつながります。

販路を拡大できる

高クオリティな製造技術を持っていたとしても、営業力がなければ製品の素晴らしさをアピールできません。

マッチングサイトを利用することで自社の製造技術の高さを多くの人に見てもらえるので、新しい契約先を見つけるなどの販路拡大につなげることが可能です。

個人職人や小規模な企業にとって取引先を見つけることは大きなビジネスチャンスになるので、積極的に登録するのがおすすめです。

コストカットにつながる

自社の製品をアピールして契約するために、これまでは企業に直接出向いたり電話やメールで営業をかけたりと、契約につながるまでに多大なコストが必要でした。

ビジネスマッチングサイトを活用すれば、効率的に情報収集ができたりニーズに合った企業を絞り込んで見つけられるので、コストを最小限にしながら自社に合った取引先を効率的に見つけることができます。

相手企業とダイレクトにつながれる

エージェントから企業の紹介を受けられるサービスもありますが、担当者が間に入ることで交渉に時間がかかってしまったり意図が伝わらなかったりする可能性が高くなってしまいます。

ビジネスマッチングサイトは双方の担当者が直接やりとりができるので、製品にかける想いや企業のビジョンを的確に伝えられるのが大きなメリットです。

支援・投資につながる

技術力はあっても資金不足が原因で製品化が進まないという企業は、ビジネスマッチングサイトで投資や支援を募ることができます。

展示会やセミナーなどでは、投資を検討している企業の担当者と直接コミュニケーションが取れるので、製品化への想いを伝えることで出資を得られる可能性が高まるのです。

資金提供ができるビジネスパートナーと出会うことで、技術力を活かしながら資金調達ができます。

人材不足の解消につながる

製造業界全体で少子高齢化の影響を受けていますが、とくに不足している人材が「技能人材」です。

ビジネスマッチングサイトを利用することで、自社では実現できない技術を持った企業を見つけて製造を依頼することができるので、人材不足を解消しながら製品開発ができるようになります。

ビジネスマッチングサイトを利用する具体的な目的

工場でたくさん撮影されているきんぉくの部品

ビジネスマッチングサイトを利用することで企業や人材とつながるきっかけが増えるメリットがありますが、具体的にどのような目的で利用されることが多いのでしょうか。

ここではビジネスマッチングサイトを利用する主な目的を3つご紹介します。

製造の支援・出資

ビジネスマッチングサイトは、技術を探すだけでなく支援や投資先を見つける目的でも利用されます。

スタートアップ企業や資金不足に陥っている企業の支援や投資をすることで、未来に向けた新たな製品の開発促進につながるので双方にメリットがあるのです。

OEM

OEMとは「Original Equipment Manufacturing」の頭文字を取ったもので、他社の技術やノウハウを活かして自社製品を生産することです。

自社ブランドの製品を作りたくても技術がなくて作れない場合に、技術を持った企業に依頼して生産を行います。

依頼側は高クオリティの製品を世の中に流通させることができますし、受注側はOEMの実績を公表することで新たな取引先との契約につながる可能性が高まるので、双方の事業成長に大きな効果が期待できます。

部品の受発注

小規模な企業や個人事業主は、製品に使用する部品を全て自社製造するための機械や資金は持ち合わせていないことがほとんどです。

ビジネスマッチングサイトでは必要な部品のみ製作してもらえる企業とつながれる可能性が高いので、コストをかけずに販路拡大を叶えることが可能です。

ビジネスマッチングサイトの選び方

パソコンを見る男性

ビジネスマッチングサイトを活用することで、企業から出資を受けることができたり製品化に必要な部品を依頼することができたりと、多くのメリットがあることをお伝えしてきました。

では、自社に合ったビジネスマッチングサイトを選ぶには、どのようなポイントに着目すれば良いのでしょうか。

サイト利用の料金を確認

製造業に限らず、ビジネスマッチングサイトには手数料や利用料などの料金が設定されていることがほとんどです。

サイトによっては無料プランがあったり、利用したいサービスによって金額を柔軟に設定できたりする場合があるので、利用目的に合ったプランを選ぶのがおすすめです。

とはいえ、あらゆる機能を求めすぎて利用料金が高額になってしまい、費用対効果がなくなってしまうのは本末転倒なので、どこまでの機能が必要で問題なく支払いができそうかどうかをあらかじめ確認しておきましょう。

企業の探しやすさをチェック

自社が求める企業や人材を探すためには、絞り込み検索機能が充実しているかどうかを確認しておくのがおすすめです。

ビジネスマッチングサイトには非常に多くの企業が登録しているため、業種ごとに絞り込んだり求める技術名で検索できたりすると、効率的に自社に合った相手を見つけることができます。

製造業向けのビジネスマッチングサイト5選

ここでは製造業に特化したビジネスマッチングサイトをご紹介します。

効率よく提携先を見つけたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

Linkers

Linkers」は2019年に内閣府オープンイノベーション対象において優良事例として選出された、ものづくりに課題を抱えた企業と課題を解決できる企業をマッチングさせるサービスです。

大手企業を含む350社以上が登録しており、技術パートナーの探索はもちろん、共同研究や共同開発、委託生産など幅広いニーズに対応しています。

製造業界では自社の技術が漏洩するのを防ぐために情報を非公開にしていることが多いのですが、秘密保持契約を結んだ信頼できるコーディネーターによって候補者の推薦をしているため、ニーズに合う企業を探す手間を大幅に削減してくれます。

JETRO

日本貿易振興機構が運営する「JETRO」は、国内外に幅広いネットワークを持っているため、世界中の企業と取引をする機会を提供しているのが特徴です。

製造業に限らず、農林・漁業・ファッション・インフラなどさまざまなジャンルの企業が登録しているので、業種の垣根を超えて多種多様な企業とつながることで新たな販路拡大のヒントになる可能性があります。

MAKERS LINK

MAKERS LINK」ではものづくりサポートの他に、コミュニティ運営やイベントも手掛けています。

エリアや専門分野を絞って自分で検索することができ、クリエイターやデザイナーも登録しているので、製造だけでなくデザイン部分を担ってくれる人材と出会うことが可能です。

エミダス

エミダス」は細分化されたプランを用意しているので、目的に合わせてプランを選ぶことができます。

無料プランでも会社情報の掲載に加えて、自社製品情報を最大8点まで登録できるので、無料から少しずつ様子を見て始めることも可能です。

また、ユーザーが自社のページをどれだけ訪問してくれたかを解析するツールもあるので、訪問数を見て掲載情報のアップデートができるのもポイントです。

イプロスものづくり

165万人以上の会員と6万社以上の登録企業を抱えるビジネスマッチングサイトが「イプロスものづくり」です。

運営会社の「イプロス」は企業同士の取引に関わるマーケティング支援と販売促進を行っており、そのノウハウやデータベースを活かして最適なマッチングを叶えてくれます。

設計や製造、ITなど幅広いジャンルの企業が登録しているので、自社製品の開発はもちろん新たな市場への参画も視野に入れることができるでしょう。

その他の業務提携先の探し方

名刺交換する2人

最後に、ビジネスマッチングサイトの利用以外の業務提携先を見つける方法についてご紹介します。

目的に合う提携先を探すための参考にぜひご覧ください。

大きなマッチングサイトも利用

商工会議所・商工会が運営する「ビジネスモール」や、日本政策金融公庫が運営する「インターネットビジネスマッチング」など、ビジネスマッチングを支援するためのサイトを利用するのもおすすめです。

募集中の案件を閲覧したり、取引先を検索したりと、情報を得るツールとして活用することでさまざまな企業のニーズを知れるメリットがあります。

中小企業支援センターや中小企業基盤整備機構などへ相談

インターネット上ではなく、窓口へ直接相談に行く方法もあります。

中小企業支援センターでは、資金調達の相談や経営課題を解決するためのアドバイスをもらうことができます。

中小企業基盤整備機構は、全国の中小企業を支援することを目的に2004年に設立されたもので、中小企業同士をつなげたり販路拡大のためのアドバイスや支援を行います。

専門誌や論文をチェック

技術情報が書かれた専門誌や論文は常にチェックしておくのがおすすめです。

自社に関係がありそうな情報が掲載されたら担当者に直接連絡をすることでアポイントを取れる可能性があるからです。

競合他社も同様にアポイントを獲得しようと行動する可能性があるので、早めにアクションを取れるよう目を光らせておくと良いでしょう。

学会や交流会への参加

学会や交流会に参加することで、普段出会えないような専門性が高い人物と関わるきっかけになります。

地域の産業振興に関する研究を行う「公設試験研究機関」が主催する研究会に入会すると、産業振興に関わる企業や人物と連携して新たな製品開発の可能性があります。

大学の産学連携コーディネーター

大学と企業をつないで地域経済の活性化や産業振興を行うのが産学連携コーディネーターです。

教授の意見を取り入れることで、これまでにない新しい着眼点から製品の開発が進む可能性があります。

近くの大学に問い合わせて、産学連携ができないかどうかを聞いてみるのもよいでしょう。

まとめ

製造業界では、ビジネスマッチングを取り入れることで自社にはない技術で新たな製品を共同で開発できたり、コストを抑えて販路を拡大できたりとさまざまなメリットがあります。

製造業界の人手不足は今後も深刻化していくと見られているので、ニーズに合った企業と手を取り合って日本の製造業を活性化させていくことが大切です。

ビジネスマッチングサイトを活用して、新たな製品開発を進めてみてはいかがでしょうか。

一般社団法人日本中小企業金融サポート機構では、即日資金化が可能なファクタリングをはじめ、経営者の皆様のお悩みに合わせた資金調達のご相談も承っております。この機会にぜひお問い合わせください。

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可能性を拡大する!製造業におけるビジネスマッチングを徹底解説

【監修】日本中小企業金融サポート機構 編集局長

保有資格:FP2級

大学卒業後、地方銀行に勤務。主に企業向け融資を担当。その後、損害保険会社にて法人営業、外資系金融機関にて法人融資や人材育成を担当するなど、一貫して金融関連業務に従事。2019年一般社団法人日本中小企業金融サポート機構に入社し、これまでの金融の知識と法人営業の経験を活かし、多くの中小企業・零細企業をサポート。
プライベートでは3児の父の顔も持ち、犬・猫・亀も飼う大家族の大黒柱。

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