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ファクタリングで請求書を先払い!サービス比較20選

公開日
2024.10.22
更新日
2024.10.22
ファクタリングで請求書を先払い!サービス比較20選

請求書を発行してから売掛金が入金されるまでに、数か月かかることがあります。

支払いサイトが長い場合、日常の運転資金や支払いが必要な費用をまかなうための資金が不足し、資金繰りが厳しくなる可能性があるでしょう。

そのような事態を防ぐ方法としておすすめなのが「請求書先払い(ファクタリング)のサービス」です。

今回は、請求書先払いのサービスを利用できるファクタリング会社をご紹介します。

また、請求書先払い(ファクタリング)の仕組みやメリット・デメリット、利用時の流れについてもまとめているので、ぜひご覧ください。

【注目】ファクタリングをお急ぎの方へ

ファクタリングは融資とは異なり、最短即日での資金調達が可能です。

日本中小企業金融サポート機構のファクタリングは、審査結果は最短30分でご提示、最短3時間でお振り込みが可能です。

関東財務局長及び関東経済産業局長が認定する「経営革新等支援機関」なので、ファクタリングの利用が初めての方も安心してご相談いただけます。

契約まですべてオンラインで完結しますので、お急ぎの方はぜひ即日調達診断からお問い合わせください。

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請求書先払い(ファクタリング)のサービス比較20選

都会のビル群

請求書先払いのサービスを利用できるファクタリング会社を20社ご紹介します。

・1. 日本中小企業金融サポート機構
・2. ビートレーディング
・3. OLTA(オルタ)
・4. 電子請求書早払い
・5. 入金QUICK
・6. PAYTODAY
・7. マネーフォワードアーリーペイメント
・8. トップ・マネジメント
・9. ファクタリングのTRY
・10. GMO BtoB早払い
・11. ベストファクター
・12. SHIKIN+
・13. フリーナンス
・14. ラボル
・15. みんなのファクタリング
・16. ペイトナーファクタリング
・17. Chatwork先払い powerd by ペイトナーファクタリング
・18. QuQuMo
・19. カイポケ早期入金サービス
・20. ヌリカエ先払い

1. 日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融サポート機構は、一般社団法人であると同時に、関東財務局長及び関東経済産業局長が認定する「経営革新等支援機関」に認定されたファクタリング会社です。

2者間ファクタリングと3者間ファクタリングの両方に対応しているため、お客様のニーズに合った資金調達が実現します。

また、2者間ファクタリングの場合、17時までに契約が完了すれば当日中の振り込みも可能です。

これにより、売掛金をスピーディーに資金化できます。

サービス対象個人事業主・法人
手数料の目安1.5%~
買取可能額下限・上限なし
最短入金期間3時間
オンライン申請の可否可(詳しくはこちらから)
必要書類・通帳のコピー(表紙付き3か月分)
・売掛金に関する書類(契約書・請求書など)

2. ビートレーディング

ビートレーディングは、取引実績5.8万社以上、累計買取額1,300億円を誇るファクタリング会社です(※2024年3月時点)。

クラウドサインを導入しており、PC・スマートフォンどちらからでも申し込みが可能で、全国で利用できます。

サービス対象個人事業主・法人
手数料の目安2者間ファクタリング:4%~12%
3者間ファクタリング:2%~9%
買取可能額下限・上限なし
最短入金期間2時間
オンライン申請の可否
必要書類・売掛金に関する書類(契約書・請求書など)
・通帳のコピー(2か月分)

3. OLTA(オルタ)

OLTAは、オンライン完結型のファクタリング会社です。

AI審査が取り入れられているため対面による審査がなく、全国どこからでも申し込みが可能です。

さらに、AI審査によって人件費が抑えられていることにより、リーズナブルな手数料で利用できます。

サービス対象個人事業主・法人
手数料の目安2%〜9%
買取可能額下限・上限なし
最短入金期間1営業日以内
オンライン申請の可否
必要書類・請求書
・昨年度の決算書(法人のみ)
・税務署の収受印付き確定申告書B第一表または確定申告書および電子申告時の送信票(個人事業主のみ)
・直近4か月分の通帳(入出金明細)
・本人確認書類

4. 電子請求書早払い

電子請求書早払いは、東証プライム上場企業2社が提供しているファクタリングサービスです。

審査から契約までオンラインで完結するため、店舗に足を運ぶ必要はありません。

このほか、電子請求書早払いでは企業が利用できる早期資金化の上限額を自社専用の画面でいつでもチェックすることが可能です。

これにより、必要なタイミングに必要な金額を調達することができます。

サービス対象法人
手数料の目安1%〜6%
買取可能額10万円〜1億円
最短入金期間2営業日(初回利用は5営業日)
オンライン申請の可否
必要書類・決算書一式(2期分)
・請求書、発注書、契約書など取引先との取引関係が確認できる証憑類
・直近の試算表

5. 入金QUICK

入金QUICKは、SBIグループが提供するファクタリングサービスです。

手数料は業界最低水準の0.5%〜となっているため、コストを抑えて利用することができます。

初めての方にも専任の担当者が付くので、安心して利用できるでしょう。

サービス対象法人
手数料の目安0.5%~3.8%
買取可能額30万円〜
最短入金期間2営業日(初回利用は6営業日)
オンライン申請の可否
必要書類・決算書2期分
・入出金明細(直近6か月分)
・登記簿謄本(発行から3か月以内のもの)
・本人確認書類

6. PAYTODAY

PAYTODAYは、オンライン完結型のファクタリングサービスです。

個人事業主・フリーランスも利用できるため、早期に資金調達したい方におすすめです。

さらに、PAYTODAYは初期費用・月額費用がかかりません。

利用金額+買取手数料のみなので、コストを抑えて利用することができます。

サービス対象個人事業主・フリーランス・法人
手数料の目安1%~9.5%
買取可能額10万円〜
最短入金期間30分
オンライン申請の可否
必要書類・請求書
・入出金明細(直近6か月以上)
・決算書(昨年度)
・本人確認書類

7. マネーフォワードアーリーペイメント

マネーフォワードアーリーペイメントは、東証プライム上場企業のマネーフォワードグループが提供しているファクタリングサービスです。

信頼性が高く、安心して利用することができます。

マネーフォワードアーリーペイメントは、買取可能額が50万円〜数億円となっているため、まとまった資金調達をしたい方におすすめです。

サービス対象法人
手数料の目安初回2%~10%(2回目以降1%〜10%)
買取可能額50万円〜数億円
最短入金期間2営業日
オンライン申請の可否
必要書類・決算書一式(2期分)
・直近の残高試算表
・買取希望債権の証憑
・入出金明細(直近6か月分)

8. トップ・マネジメント

トップ・マネジメントは、最大1億円まで買取可能なファクタリングサービスです。

見積書・受注書・発注書のいずれか1点があればファクタリングを利用できるため、請求書の発行を待つ必要はありません。

これにより、早期に資金調達が行えます。

サービス対象個人・法人(設立半年以上・月商500万円以上)
手数料の目安2者間:3.5%~12.5%
3者間:0.5%~3.5%
買取可能額売掛先1社に対しての上限は1億円迄
買い取り上限総額は3億円迄
最短入金期間即日
オンライン申請の可否
必要書類・見積書・受注書・発注書のいずれか1点
・昨年度の決算書
・入出金明細(直近7か月分)
・本人確認書類

9. ファクタリングのTRY

ファクタリングのTRYは、株式会社SKOが運営しているファクタリングサービスです。

365日24時間受け付けているため、時間を気にすることなくいつでも相談できます。

スピーディーに資金調達を行いたい場合は、事前にスケジュールを調整しておくことをおすすめします。

サービス対象個人事業主・法人
手数料の目安3%〜
買取可能額10万円〜5,000万円
最短入金期間即日
オンライン申請の可否
必要書類・売掛金に関する書類(契約書・発注書・請求書など)
・売掛先住所・連絡先がわかるもの
・通帳(直近3か月分)

10. GMO BtoB早払い

GMO BtoB早払いは、東証プライム上場企業のGMOペイメントゲートウェイ株式会社が提供するファクタリングサービスです。

オンラインで対応しているため、全国どこからでも利用できます。

また、対面での対応も行っており、初心者でも安心して利用できるファクタリングサービスといえます。

サービス対象法人
手数料の目安1%~
買取可能額100万円〜1億円
最短入金期間2営業日
オンライン申請の可否
必要書類・決算書(2期分)
・取引基本契約書
・売掛金に関する書類(契約書・発注書・請求書など)
・審査依頼書

11. ベストファクター

ベストファクターは、株式会社アレシアが運営するファクタリングサービスです。

柔軟な審査で平均買取率92.2%となっており、年間相談件数は10,000件を超えています。

さらに、電話にて簡単スピード診断も行っています。

買取可能か5分でわかるため、保有している売掛金を売却できるかすぐに知りたい方におすすめです。

サービス対象個人事業主・法人
手数料の目安2%〜
買取可能額30万円〜1億円
最短入金期間即日
オンライン申請の可否
必要書類・請求書
・入出金の通帳(WEB含め)

12. SHIKIN+

SHIKIN+は、三菱UFJ銀行とマネーフォワードの合弁会社が提供しているファクタリングサービスです。

手数料は業界最安水準の0.5%~となっており、コストを抑えて利用できます。

さらに、SHIKIN+では約5分で調達可能額や手数料率の目安がわかるAI仮審査を取り入れています。

仮審査だけでも問題ないため、気軽に利用することが可能です。

サービス対象法人
手数料の目安0.5%~
買取可能額数万円〜数億円
最短入金期間即日
オンライン申請の可否
必要書類・直近2期分の決算書
・直近の試算表
・売掛金に関する書類(契約書・発注書・請求書など)

13. フリーナンス

フリーナンスは、GMOクリエイターズネットワーク株式会社が提供するファクタリングサービスです。

東証1部上場企業であるGMOインターネットのグループ企業なので、安心して利用することができます。

買取可能額は1万円〜となっているため、少額での利用も可能です。

サービス対象個人事業主・フリーランス・法人
手数料の目安3%~10%
買取可能額1万円〜
最短入金期間即日
オンライン申請の可否
必要書類・登記簿謄本
・請求書
・住所が記載された写真付きの公的身分証
・通帳(直近3か月分)
・売掛金に関する書類(契約書・発注書・請求書など)

14. ラボル

ラボルは、東証プライム上場企業の株式会社セレスの子会社が運営している、個人事業主・フリーランス向けのファクタリングサービスです。

手数料は一律買取額の10%となっており、面談不要・オンラインで完結するため、急いで資金調達をしたい方におすすめです。

サービス対象個人事業主・フリーランス
手数料の目安一律10%
買取可能額1万円〜
最短入金期間30分
オンライン申請の可否
必要書類・本人確認書類
・売掛先が入金前の請求書
・取引を証明するメールなどの審査資料(エビデンス)

15. みんなのファクタリング

みんなのファクタリングは、株式会社チェンジが提供しているファクタリングサービスです。

完全オンライン型のファクタリングサービスで、土日祝でも申し込み・振り込みが可能です。

さらに、初期費用・月額費用が無料なのでコストを抑えて利用することができます。

サービス対象個人事業主・フリーランス・法人
手数料の目安非公開
買取可能額1万円~300万円(初回のみ上限50万円)
最短入金期間60分
オンライン申請の可否
必要書類・身分証
・請求書
・通帳

16. ペイトナーファクタリング

ペイトナーファクタリングは、個人事業主・フリーランス向けのファクタリングサービスです。

営業時間内に審査が開始された場合、最短10分で振り込みが可能なので、素早く資金調達したい方におすすめです。

サービス対象個人事業主・フリーランス
手数料の目安一律10%
買取可能額1万円〜100万円(初回のみ上限25万円)
最短入金期間10分
オンライン申請の可否
必要書類・身分証
・支払期日が確定している請求書
・口座入出金明細

17. Chatwork先払い powerd by ペイトナーファクタリング

Chatwork先払い powerd by ペイトナーファクタリングは、Chatwork株式会社とペイトナー株式会社が提携しているファクタリングサービスです。

手数料は一律10%となっており、個人間の取引でも利用できるため資金調達をしたい個人事業主・フリーランスの方におすすめです。

サービス対象個人事業主・フリーランス
手数料の目安一律10%
買取可能額〜100万円(初回のみ上限25万円)
最短入金期間10分
オンライン申請の可否
必要書類・身分証
・請求書
・実態確認資料(サイトURLや口座入出金履歴)

18. QuQuMo

QuQuMoは、株式会社アクティブサポートが運営しているオンライン完結型のファクタリングサービスです。

弁護士ドットコム監修の「クラウドサイン」で契約を締結するため、情報が外部に漏れることは一切なく、安心して利用できます。

サービス対象個人事業主・法人
手数料の目安1%~
買取可能額下限・上限なし
最短入金期間2時間
オンライン申請の可否
必要書類・請求書
・入出金明細(直近3か月分)

19. カイポケ早期入金サービス

カイポケ早期入金サービスは、介護報酬を早期資金化できるファクタリングサービスです。

介護報酬は通常、受け取りまでに約2か月かかります。

カイポケ早期入金サービスを利用すれば最短5営業日で受け取れるため、資金繰りの改善に役立ちます。

サービス対象個人事業主・法人
手数料の目安0.8%
買取可能額非公開
最短入金期間5営業日
オンライン申請の可否
必要書類・登記簿謄本
・印鑑証明書
・支払額決定通知書(直近1か月分)
・預金通帳のコピー

20. ヌリカエ先払い

ヌリカエ先払いは、工事代金を早期に受け取れるファクタリングサービスです。

施工となったお客様から入金される前に資金化できるため、資金繰りの改善に効果的です。

サービス対象個人事業主・法人   
手数料の目安4%
買取可能額非公開
最短入金期間即日
オンライン申請の可否
必要書類非公開

請求書先払いサービスは「ファクタリング」と同義

請求書と電卓

請求書先払いサービスとは、企業が売掛先に発行した請求書をもとに、売掛先の支払期日を待たず資金調達が行えるサービスです。

会社によって呼び名が変わり、「請求書買取サービス」「売掛債権買取業務」「報酬即日払いサービス」などと呼ばれることがあります。

また、「ファクタリング」と呼ばれることもありますが、サービスの内容はほとんど変わりません。

そのため、請求書先払いサービスとファクタリングは同義といえます。

ファクタリングとはどんなサービス?

ファクタリングは、企業が保有する売掛金(売掛債権)をファクタリング会社に売却し、早期に資金化するサービスです。

通常、売掛先への商品・サービスの提供後、支払期日までに数か月かかることがありますが、ファクタリングを利用することで、その期間を待たずに売掛金を資金化できます。

これにより、キャッシュフローの改善を図ることができるのです。

ファクタリングについては下記コラムで詳しく解説しています。
ファクタリングとは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説【図解あり】

融資とは何が違う?

ファクタリングと融資は資金調達として利用されますが、両者にはいくつかの違いがあります。

1つ目は「資金調達の方法」です。

ファクタリングは、企業が保有している売掛金を売却して資金調達を行う方法です。

一方で、融資は金融機関から借金をする形で資金調達を行います。

担保や保証が必要な場合が多く、用意できないと利用できないことがあります。

2つ目は「リスクの負担」です。

ファクタリングは原則として、弁済が不要な償還請求権なし(ノンリコース)の契約を結びます。

万が一、売掛先が倒産した場合でもファクタリング会社がそのリスクを負うため、利用者が費用を請求されることはありません。

一方で、融資では売掛先の状況にかかわらず、借りた金額を利息とともに金融機関に返済しなければならないため、利用者が返済リスクを負担します。

3つ目は「審査の対象」です。

ファクタリングでは利用者の信用力ではなく、売掛先の支払能力が重要視されます。

これにより、企業の財務状況が厳しい場合でも利用しやすいのが特徴です。

一方で、融資では利用者の信用力や財務状況、担保が審査の対象になります。

返済が滞ると金融機関が大きな損害を受けるため、審査が厳しくなることがあります。

4つ目は「調達できる資金額」です。

ファクタリングは売掛金を売却して資金調達を行うため、額面の金額を超える資金を調達することはできません。

一方で、融資は数百万円〜数十億円ほどの資金を調達することが可能です。

審査結果によって借入額が異なりますが、売掛金以上の資金を調達できます。

ファクタリングと融資の違いについては下記コラムで詳しく解説しています。
ファクタリングと融資は何が違う?それぞれのメリット・デメリットも解説!

請求書先払い(ファクタリング)の仕組み・メリット・デメリット・利用時の流れ

ナンバーワンポーズをする女性

ここでは、請求書先払い(ファクタリング)の仕組み・メリット・デメリット・利用時の流れをご紹介します。

ファクタリングの仕組み

ファクタリングの契約には、「2者間ファクタリング」と「3者間ファクタリング」の2種類があります。

2者間ファクタリング

2者間ファクタリングは、利用者とファクタリング会社の2者のみで取引が行われる形式です。

売掛先は関与しないため、通知されることはありません。

また、売掛先からの承諾が必要ないことから3者間ファクタリングに比べてスピーディーに資金化できるのが特徴です。

2者間ファクタリングについては下記コラムで詳しく解説しています。
2者間ファクタリングとは?メリットや手数料、利用のポイントを解説

3者間ファクタリング

3者間ファクタリングは、利用者・ファクタリング会社・売掛先の3者で取引が行われる形式です。

2者間ファクタリングとは異なり、ファクタリングの利用には売掛先の承諾が必要です。

ファクタリング会社が売掛金の存在を売掛先に確認できるため、未回収や二重譲渡のリスクが減ることから2者間ファクタリングに比べて低い手数料で利用できるのが特徴です。

3者間ファクタリングについては下記コラムで詳しく解説しています。
3者間ファクタリングとは?メリット・デメリットと利用の流れを解説!

ファクタリングを利用するメリット

ファクタリングを利用するメリットは以下になります。

素早い資金調達が可能

企業が売掛先に商品やサービスを提供すると、売掛金の支払いは数週間から数か月後に行われます。

この期間、企業は資金を回収できず、資金繰りに困ることがあります。

しかし、ファクタリングを利用すれば、売掛金の支払いを待つことなくすぐに資金を得ることが可能です。

これにより、企業は安定したキャッシュフローを維持し、事業の運営をスムーズに進めることができます。

融資の審査に落ちてもファクタリングは利用できることが多い

ファクタリングは、金融機関の融資の審査に落ちても利用できることが多い資金調達手段です。

なぜなら、金融機関の融資は自社の信用力が重視されるのに対して、ファクタリングは売掛先の信用力が重視されるからです。

そのため、企業の財務状況が厳しい場合でも、売掛先が信頼できる企業であれば、ファクタリングを通じて資金を調達できる可能性が高いといえます。

これにより、銀行融資を受けられない中小企業やスタートアップでもキャッシュフローを改善し、事業を安定させるための資金を得ることが可能です。

貸し倒れのリスクに備えられる

ファクタリングを利用することで、利用者は貸し倒れのリスクに備えられます。

原則として、ファクタリングは「償還請求権なし」の契約を結びます。

そのため、売掛先が倒産や支払不能に陥った場合でも、利用者が費用を請求されることはありません。

これにより、売掛金の回収が困難な状況に陥っても、企業の財務への影響を最小限に抑えることができるのです。

特に、売掛先の信用に不安がある場合や大口取引が多い企業にとって、ファクタリングはリスク管理の重要な手段として有効だといえます。

個人事業主も利用できる

ファクタリングは、個人事業主でも利用できる資金調達手段です。

多くの個人事業主は銀行融資を受ける際に、十分な信用力や担保がなく審査に通らないことがあります。

その点、ファクタリングは売掛金を売却することで資金を得る仕組みであり、売掛先の信用力が重視されるため、個人事業主でも利用しやすい特徴があります。

ファクタリングは借り入れではないため、負債が増えることなく資金調達が可能です。

また、手続きが簡単で迅速に資金を得られるため、急な資金ニーズにも対応できます。

売掛先からの支払いが遅れた際や、運転資金が必要な場合に、個人事業主でもキャッシュフローを維持しやすくなります。

ファクタリングを利用するデメリット

ファクタリングにはさまざまなメリットがある一方で、以下のデメリットもあります。

手数料が必要となる

ファクタリングを利用する際、ファクタリング会社に手数料を支払う必要があります。

この手数料は、ファクタリング会社や売掛金の額、売掛先の信用力、ファクタリングの契約(2者間ファクタリング・3者間ファクタリング)によって異なります。

資金調達が急務である場合でも、手数料が事業の負担にならないか注意が必要です。

ファクタリングの手数料については下記コラムで詳しく解説しています。
ファクタリング手数料はいくら?相場や内訳、費用を抑える方法を紹介!

融資とは違い調達金額は売掛金以内となる

融資では企業の信用力や担保に応じて、売掛金額以上の資金を調達することが可能です。

そのため、大規模な投資や長期的な資金ニーズに対応することができます。

一方でファクタリングは、企業が保有する売掛金をもとに資金調達を行います。

調達できる金額はその売掛金の額から手数料を差し引いた金額になるため、必要な資金を十分に確保できない可能性があります。

ファクタリング利用の主な流れ

ここでは、ファクタリング利用の主な流れをご紹介します。

2者間ファクタリング

2者間ファクタリングは利用者とファクタリング会社の2者で契約を結ぶため、売掛先の承諾は必要ありません。

申し込むと売掛先の信用力が審査され、その後ファクタリング契約へ進みます。

契約が成立すると、ファクタリング会社から売掛金の一定割合が利用者に支払われます。

これにより、利用者は売掛金の支払期日前に資金を手に入れることができます。

売掛金の支払期日になり、売掛先から利用者の口座に売掛金が入金されると、その費用をファクタリング会社に支払います。

これで取引は完了です。

3者間ファクタリング

3者間ファクタリングは、利用者・ファクタリング会社・売掛先の3者で契約を結ぶため、売掛先の承諾が必要です。

そのため売掛先が同意しない場合は、3者間ファクタリングは成立しません。

リスク回避のために、売掛先にファクタリングを利用したい旨を事前に伝えておくと良いでしょう。

売掛先から承諾を得られた後、ファクタリング会社から売掛金の一定割合が利用者に支払われます。

通常は売掛金の支払期日になると売掛先から自社の口座に売掛金が支払われますが、3者間ファクタリングの場合は、売掛先からファクタリング会社に支払われます。

これで取引は完了です。

まとめ

請求書先払い(ファクタリング)サービスは、企業が売掛先に発行した請求書をもとに、売掛先の支払期日を待たず資金調達が行えるサービスです。

金融機関の融資と異なり、審査では売掛先の信用力が重視されるため、個人事業主でも利用しやすい資金調達方法といえます。

日本中小企業金融サポート機構は、関東財務局長及び関東経済産業局長が認定する「経営革新等支援機関」です。

2者間ファクタリングと3者間ファクタリングの両方に対応しているため、お客様のニーズに合った資金調達が実現します。

ファクタリングの利用を検討している方は、ぜひ当機構をご利用ください。

当機構のファクタリングサービスについて詳しくはこちらをご覧ください。

[cta]

ファクタリングで請求書を先払い!サービス比較20選

【監修】日本中小企業金融サポート機構 編集局長

保有資格:FP2級

大学卒業後、地方銀行に勤務。主に企業向け融資を担当。その後、損害保険会社にて法人営業、外資系金融機関にて法人融資や人材育成を担当するなど、一貫して金融関連業務に従事。2019年一般社団法人日本中小企業金融サポート機構に入社し、これまでの金融の知識と法人営業の経験を活かし、多くの中小企業・零細企業をサポート。
プライベートでは3児の父の顔も持ち、犬・猫・亀も飼う大家族の大黒柱。

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