メガバンク(都市銀行)
大規模な銀行グループがメガバンクと呼ばれています。
融資実行までが速く、金利も低いのがメリットですが、企業の規模や財務状況によっては融資を受けるのが難しくなります。
創業期や小規模の企業にはメガバンクと取引するメリットは少ないと言えます。
中小企業が融資を受ける場合、借入先となる金融機関にはさまざまな種類があります。
ここではそれぞれの特徴やメリット、デメリットをご紹介します。
中小企業が融資を受けたい場合、借入先となる金融機関にはどのような種類があるのでしょうか。
それぞれの特徴やメリット、デメリットを比較します。
金融機関 | 金利 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
メガバンク (都市銀行) | 1%前後 |
|
|
地方銀行 | 1.5%~4.5% |
|
|
信用金庫 | 2%半ば |
|
|
ノンバンク | 2.9%~4.5% |
|
|
日本政策 金融公庫 | 1.2%~2.0% |
|
|
大規模な銀行グループがメガバンクと呼ばれています。
融資実行までが速く、金利も低いのがメリットですが、企業の規模や財務状況によっては融資を受けるのが難しくなります。
創業期や小規模の企業にはメガバンクと取引するメリットは少ないと言えます。
地方銀行とは、各地方や都道府県内を営業基盤としている普通銀行です。
都市銀行に比べて融資を受けやすいのがメリットです。
財務諸表だけで判断せず、経営者の理念やビジネスモデルなどを加味してくれるケースも多いでしょう。
一方、メガバンクと比べ金利はやや高い傾向があります。
信用金庫は銀行とは異なり、会員の出資による営利を目的としない協同組織の地域金融機関です。
地域の人たちの出資(預金)により集めた資金を地域社会の発展に寄与するのが目的で、営業地域が限定されています。
審査はあまり厳しくなく、貸借対照表や損益計算書等の書類だけで融資が下りる場合も多いです。
金利は高めになる傾向があります。
ノンバンクとは、預金の受け入れをせず融資を専門に行う金融会社の総称です。
消費者金融や信販会社、クレジットカード会社、リース会社などがノンバンクにあたります。
銀行などと比べて審査が柔軟で融資を受けやすい分、金利は高めに設定されています。
日本政策金融公庫(日本公庫)は、100%政府出資の政策金融機関です。
銀行など一般の金融機関の補完と国民生活の向上を目的としており、中小企業に対しても積極的に融資を行なっています。
国の政策に則った固定金利、長期の融資制度が用意されていて、銀行と比べてかなり低金利で融資を受けられるのが特徴です。
以上、中小企業が融資を受けられる主な金融機関の種類をご紹介しました。
それぞれの特徴を把握して、場合に応じて借入先を選択することをおすすめします。
金融機関のご紹介について
より詳しくご紹介しています。