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審査が甘いファクタリング会社10選!特徴や審査通過のポイントも解説

公開日
2023.06.29
更新日
2025.04.01
審査が甘いファクタリング会社10選!特徴や審査通過のポイントも解説

事業を発展させたり新規事業を発足したりするにあたって、資金調達を検討している方もいるのではないでしょうか。

資金調達にはさまざまな方法がありますが、比較的審査が甘いと言われているのが「ファクタリング」です。

審査が甘いと言われているとはいえ、利用するためにはいくつかの審査基準が設けられており、中には審査に落ちてしまう方もいらっしゃいます。

そこで今回は、ファクタリング会社の中でも審査が甘いと言われている会社10選と、特徴や審査に通過するために覚えておきたいポイントについて解説します。

ぜひ参考にしてみてください。

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審査が甘いと言われているファクタリング会社10選

早速、審査が甘いと言われているファクタリング会社10選を紹介してまいります。

企業ごとに審査に柔軟な理由や審査通過率が高い理由を紹介していくので、比較・検討したうえで利用したいファクタリング会社を選定してみてください。

会社名買取
可能額
手数料入金スピード買取対象審査の柔軟さ詳細
日本中小企業金融サポート機構下限・上限なし1.5%~最短3時間法人/個人公式サイト
ビートレーディング下限・上限なし2者間:4%〜12%
3者間:2%〜9%
最短2時間法人/個人公式サイト
No.110万円〜5,000万円1%〜15%最短即日法人/個人公式サイト
Best Factor30万円〜1億円2%~最短即日法人/個人公式サイト
labol1万円~一律10%最短60分法人/個人公式サイト
PAYTODAY10万円~
1%~9.5%
最短30分法人/個人公式サイト
ジャパンマネジメント10万円~上限なし3%~最短即日法人/個人公式サイト
みんなのファクタリング1万円~50万円8%~15%最短1時間法人/個人公式サイト
QuQuMo下限・上限なし1%~最短2時間法人/個人公式サイト
ぺイトナー最大100万円(初回は25万円まで)一律10%最短10分法人/個人公式サイト

日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融サポート機構
出所:日本中小企業金融サポート機構公式Webサイト

日本中小企業金融サポート機構は、財務局および経済産業局から「経営革新等支援機関」に認定されている一般社団法人です。

積極的に中小企業の支援を行っているため、他のファクタリング会社の審査に落ちてしまった人でも柔軟な対応が期待できます。

また、非営利団体のため手数料率も1.5%~からと、ファクタリングを初めて利用するという方でも安心できるよう良心的な手数料の設定を設けています。

ビートレーディング

ビートレーディング
出所:ビートレーディング公式Webサイト

ビートレーディングは、2025年3月時点で累計取引者数7.1万社、累計買取金額1,550億円を誇るファクタリング業界のパイオニアです。

買取可能額に下限・上限を設けておらず、かつオンラインで契約で完結できるため売掛金の大小に関わらず、全国どこからでも申し込みが可能です。

必要書類も通帳のコピー(表紙付き、直近2か月分)と売掛金に関する書類(請求書、契約書など)の2点のみとなっていますので、まずはお気軽にお問合せしてみてはいかがでしょうか。

株式会社№1

株式会社№1
出所:株式会社No.1公式Webサイト

株式会社№1は、審査通過率90%以上の実績を持つファクタリング会社です。

診療報酬ファクタリングや介護報酬ファクタリングといったサービスも扱っているので、幅広いファクタリングの相談に応じることが可能です。

Best Factor

ベストファクター
出所:Best Factor公式Webサイト

Best Factorは、様々な業種の売掛金の買取実績があるファクタリング会社です。

年間で10,000件を超える相談件数に対応しているため、初めてファクタリングを利用するという方や他社から乗り換えを検討しているという方でも安心して相談することができます。

labol

labol
出所:labol公式Webサイト

labolはフリーランス、個人事業主向けのファクタリングサービスを提供しています。

独立直後の方や取引実績が乏しい売掛先の売掛金でも積極的に買い取りを行っていますので、他社で利用を断られた人でも利用できる可能性があります。

PAY TODAY

PAYTODAY
出所:PAYTODAY公式Webサイト

PAY TODAYは、10万円~上限なしの幅広い売掛金の買い取りに対応しているファクタリング会社です。

メールやお問い合わせフォームからのお問い合わせについては24時間受け付けしているので、日中はお忙しいという方でも気軽にファクタリングの相談をすることができます。

ジャパンマネジメント

ジャパンマネジメント
出所:ジャパンマネジメント公式Webサイト

ジャパンマネジメントは福岡、東京を中心にファクタリングサービスを展開しています。

福岡、東京から遠い方でも必要に応じて近郊のスタッフが出張対応をしてくれるので、移動のコストをカットしファクタリングを利用することが可能です。

みんなのファクタリング

みんなのファクタリング
出所:みんなのファクタリング公式Webサイト

みんなのファクタリングは、土日祝日でも対応している完全オンライン型のファクタリングサービスです。

個人事業主の方との取引にも積極的に対応しているため、法人でないのを理由に他社で利用を断られてしまったという方も、まずはお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

QuQuMo

QuQuMO
出所:QuQuMo公式Webサイト

QuQuMoは、株式会社アクティブサポートが運営するファクタリングサービスです。

同サービスの審査は請求金額、入金日が確定している請求書と、直近3か月分の入出金明細が記録された通帳の2点があれば受けることができます。

ペイトナー

ペイトナー
出所:ペイトナー公式Webサイト

ペイトナーは、フリーランス向けのファクタリングサービスです。

最小利用金額も1万円~となっており、フリーランスかつ金額の少ない売掛金を売却したいと考えている方にはうってつけのサービスとなっています。

「ファクタリングは審査が甘い」と言われる理由

ファクタリングは融資やローンと異なり、「売掛金を買い取るサービス」です。

審査対象は利用者ではなく売掛先なので、たとえ利用者の経営状況があまり良くなくても売掛先の経営が安定していれば審査に通りやすくなります。

この点から「ファクタリングは審査が甘い」と言われているのです。

融資やローンは長い年月をかけて少しずつ回収するものですが、ファクタリングは長くても数か月単位の短い契約が締結されます。

そのため、長期間にわたって未回収リスクを追いかける必要性がないことも、審査が比較的甘いと言われる理由のひとつです。

審査が甘いファクタリング会社によく見られる9の特徴

9と書かれた木のブロック

融資やローンと比べて資金調達がしやすいファクタリングですが、「現金化したい」という方を誰でも受け入れているわけではありません。

ファクタリング会社によっては厳しい審査基準を設けている場合があり、審査に落ちてしまうこともあります。

このような中でも、審査基準が比較的甘いと言われているファクタリング会社に申し込めば、資金調達ができる可能性があります。

では、審査が甘いと言われているファクタリング会社にはどのような特徴があるのでしょうか。

1.複数のプランを用意している

さまざまなプランを用意しているファクタリング会社は、審査が甘いと言われている傾向があります。

例えば、材料費や人件費などで多額の金銭が必要になりやすい建設業に向けたプランでは売掛金の上限を設けていなかったり、経営規模が小さい個人事業主に向けたプランでは売掛金の下限が低額に設定されていたりと、条件を考慮して契約できるようになっています。

審査の窓口が広い分、業界の事情を考慮した審査をしてくれるので、他社の審査に落ちてしまった場合でも契約に進めるかもしれません。

2.必要書類が比較的少ない

ファクタリングでは、売掛金が回収できないリスクを避けるために厳しい審査が行われます。

売掛先の経営状況や財務状況、利用者が信頼できる企業かどうかなど、さまざまな観点で審査を行います。

それに伴い必要な書類の数が多くなるので、書類の数でも審査の厳しさを把握することができるでしょう。

必要書類が少ない場合はそれだけ審査項目が少ないということなので、比較的甘い審査になると言えます。

3.即日の現金化に対応している

「即日入金が可能」など、現金化までのスピードが早いファクタリング会社も審査が甘いと言われている傾向があります。

申し込みから現金化までの間で一番時間がかかるのが「審査」です。

通常は売掛先の信用情報や財務状況を調査するためにさまざまな機関と連携しながら審査を進めていくので、審査にはかなりの時間を要します。

即日入金が可能な会社では、時間がかかる審査を省くことで現金化までの時間を短くしていることから、その分審査基準も甘めに設定されていると考えられます。

即日ファクタリングについては下記コラムで詳しく解説しています。
即日ファクタリング25選!審査が甘い、土日対応など特徴ごとに紹介

4.個人事業主・フリーランスも利用できる

個人事業主やフリーランスでも利用できるファクタリング会社は、審査基準が甘く設定されている傾向があります。

個人事業主やフリーランスは法人のように債権譲渡登記が設定できないことや、優良な売掛先を保有している可能性が低いことなどから、法人よりも未回収のリスクが高くなる傾向にあるので、取り扱っている会社が少ないのが現状です。

そのため、個人事業主やフリーランスでも利用できるファクタリング会社は少なく、未回収リスクを背負ってでも売掛金を買い取ってくれるファクタリング会社は、審査基準が甘く設定されていると言えるでしょう。

5.オンラインに対応している

ファクタリング会社によっては、申し込みから入金まで完全にオンライン完結で対応しています。

AIによる審査を導入している会社も増えており、一定の基準に達していれば審査に通過するので、人の手によって行われる審査よりも通過率が高い傾向があるのです。

他社の審査に落ちてしまったとしても、AIの審査基準を満たす書類を用意できれば資金調達ができる可能性があります。

6.サービスを開始してまだ日が浅い

どの業界や業種でも、初めから完璧なサービスを提供するのは不可能です。

サービスを開始してから利用者の声を回収したり、運用して分かったノウハウを蓄積したりして順番に改善することで、より良いサービスを作り上げます。

サービスを開始したばかりのファクタリング会社は審査基準が明確になっていない可能性があり、長年ファクタリングに携わっている会社と比較すると審査基準が甘く設定されている場合があります。

7.申込企業に債権譲渡登記を求めている

債権譲渡登記とは、債権が譲渡されたことを公的に証明できるようにすることです。

一般的な2者間ファクタリングではこの手続きを省くことが多いのですが、あえて債権譲渡登記を求めることで二重譲渡などにより売掛金が未回収になるリスクを減らし、審査を甘く設定しているファクタリング会社もあります。

8.スタッフによる審査が行われる

先ほど、AIの審査基準を満たせば審査に通りやすくなるとお伝えしましたが、「売掛先との契約書がない」「AIの審査に必要な項目が載っている資料が見つからない」など、さまざまな事情で審査の申し込みができないケースもあります。

そんな場合には、スタッフによる審査が行われているファクタリング会社を検討しましょう。

スタッフに直接事情を説明したり代用できる書類を提出したりすることで、柔軟な審査をしてくれる場合があります。

9.審査通過率や買取実績を公開している

審査通過率が高い場合や買取実績が多い場合は、柔軟な審査に対応している可能性が高いと言えるでしょう。

審査が甘いと言われているのに落ちた!考えられる5つの原因とは

スケッチブックとペンとCAUSEと書かれた木のブロック

ファクタリングは審査が比較的甘いとお伝えしてきましたが、100%審査に通るとは限りません。

書類不足や金額不足など利用者側の問題だけではなく、売掛先に問題がある場合でも審査に落ちてしまうことがあります。

ここでは審査に落ちてしまう原因として考えられるものを5つご紹介します。

もし審査に落ちてしまった方は、以下の問題がないかどうかを見直してみましょう。

1.売掛先の信用力が足りない

自社の経営状況に問題がなくても、売掛先によっては審査に落ちてしまうことがあります。

売掛先から利用者に売掛金が入金されないと、ファクタリング会社は資金の回収ができません。

そのため、売掛先の経営状況から売掛金が滞りなく入金されるかどうかを確認しています。

売掛先の経営状況が悪化していて支払いにリスクが発生しそうな場合や、法人と比較して信用調査が難しい個人事業主が売掛先になっている場合は、審査に通らない可能性があります。

2.売掛金の支払期日が遠い

売掛金の支払期日が遠ければ遠いほど不測の事態が発生する確率も高くなるため、ファクタリング会社の未回収リスクが高くなります。

また、「売掛金の支払期日を遠くに設定している会社は、資金繰りを改善するために資金を別の用途に使っている」というケースもあり、売掛金の支払期日が遠い場合は審査に通らない可能性があるのです。

反対に、支払期日が短いと審査に通りやすくなります。

3.審査に必要な書類が不足している

審査時に必要な書類はファクタリング会社によって多少異なりますが、必要書類が不足していて審査に落ちるのは当然の結果です。

利用者がどれだけ信用できるかどうかは、経営実績だけでなく申し込み時のやりとりからも判断されます。

契約したいのであれば最低限の必要書類は準備しておかなければいけません。

4.二重譲渡の可能性がある

複数のファクタリング会社に同じ売掛金を買い取ってもらうことを「二重譲渡」と言います。

ファクタリング会社が二重譲渡の売掛金を買い取ってしまった場合、売掛金を回収できず負債を負ってしまう可能性が非常に高くなります。

そのため、信頼できる売掛金であることを証明できなければ、審査に通るのは困難です。

なお、そもそも二重譲渡は刑事罰の対象になる違法行為ですので、絶対に手を出さないようにしましょう。

5.売掛金の額が少ない

ファクタリング会社では、買い取れる売掛金の額に下限を設けているケースがあります。

また、法人しか対応していないファクタリング会社では、そもそも少額の資金調達を受け付けていないことがあります。

そのため、申請した金額が買取可能金額を下回っている場合は、審査に落ちてしまいます。

もしも少額の資金調達をしたい場合は、法人よりも売掛金の額が少ない傾向にある個人事業主やフリーランスでも利用できるファクタリング会社の審査を受けることをおすすめします。

ファクタリングの審査に通過するために押さえておきたいこと

人差し指を立てる男性

審査に通過するためには、先ほどお伝えした審査に落ちてしまう原因を全てクリアしておかなければいけません。

ここからは審査通過のためのポイントについてご紹介します。

信用力の高い売掛先を選ぶ

審査に通過するために一番大切なことは、信用力が高い売掛先を選ぶことと言っても過言ではありません。

信用力の高さとは、経営状況に問題がなく長期間の取引実績があり、支払いの遅延やトラブルなどがないことが挙げられます。

さらに、金融機関や公的機関との取引実績があると、より信用できる売掛先として判断されやすくなります。

売掛先の信用力が高ければ高いほど、ファクタリング会社の売掛金の未回収リスクが低くなるので、審査通過率が高くなります。

支払期日までの期間が短い売掛金を選ぶ

売掛金を買い取ってから回収するまでの間、ファクタリング会社は売掛金が未回収になるリスクを負っていることになります。

支払いまでの期日が長いほど売掛先の倒産や経営悪化などが発生する可能性が高くなり、売掛金が回収できないリスクが高まってしまうのです。

支払期日が短い売掛金を選択することで、ファクタリング会社の未回収リスクを下げることができるので、審査に通りやすくなります。

3者間ファクタリングを利用する

3者間ファクタリングとは、ファクタリング会社と利用者のほかに売掛先も加わって資金調達を行う方法のことです。

利用者とファクタリング会社のみで行われる2者間ファクタリングでは、売掛先にファクタリング利用の承諾を得る必要がありませんが、3者間ファクタリングでは資金調達の前に売掛先の承諾が必要なので、信頼を得やすく審査に通過しやすくなります。

3者間ファクタリングについては下記コラムで詳しく解説しています。
3者間ファクタリングとは?メリット・デメリットと利用の流れを解説!

自社の情報を偽りなく伝える

ファクタリングに限らず、取引には相手からの信用を獲得することが重要です。

とくに金銭が絡む契約では、正しい会社情報や身分証明が必要不可欠と言えるでしょう。

審査に通過するために自社をより良く見せようと偽りの情報を伝えてしまうと、信用を失ってしまい審査にも落ちてしまいます。

そのため、自社の情報は正確に伝えるようにしましょう。

実績が豊富なファクタリング会社を利用する

実績が豊富なファクタリング会社はさまざまな案件を手がけた経験があることから、審査も柔軟に対応してくれる可能性があります。

実際に、他社の審査に落ちてしまった場合でも実績が豊富な会社に依頼することで審査に通過したケースも少なくありません。

資金が必要なのになかなか審査に通らない場合は、実績が豊富なファクタリング会社に相談してみましょう。

ファクタリングの審査については下記コラムで詳しく解説しています。
ファクタリングの審査基準とは?通らない原因・通るためのポイントも解説

審査が甘いと言われているファクタリング会社の利用にはリスクもある

ドミノとRISKと書かれた赤いブロック

いくつもの審査に落ちてしまった経験があると、審査に通過できたとき勢いで契約まで進みたくなってしまうでしょう。

しかし、審査が甘いと言われているファクタリング会社を利用することには少なからずリスクが伴い、最悪の場合は悪徳業者に引っかかってしまう可能性もあります。

ここでは審査が甘いと言われているファクタリング会社を利用することで発生するリスクについてご紹介します。

悪徳業者を見分けるための注意点も記載しているので、ファクタリングの利用を検討している方や何度も審査に落ちてしまっている方はぜひチェックしてください。

手数料が比較的高い

審査通過率が高い代わりに、通常よりも高い手数料を設定しているファクタリング会社も存在します。

審査基準が甘いと売掛金の未回収リスクが高くなり、できるだけリスクを抑えるための手段として手数料を高く設定せざるを得ないのです。

審査に通過できたものの、手数料が高額だと手元に残る現金が少なくなってしまいます。

そのため、ファクタリング会社を選ぶ際は、審査通過率だけでなく手数料も含めてしっかり比較するのがおすすめです。

手数料については下記コラムで詳しく解説しています。
ファクタリング手数料はいくら?相場や内訳、費用を抑える方法を紹介!

売掛先の承諾が必要

審査が甘いと言われているファクタリング会社では、確実に売掛金を回収するために3者間ファクタリングを提供している傾向があります。

3者間ファクタリングでは売掛先の承諾が必要です。

これにより、売掛先から資金繰りに困っていると判断され、場合によっては今後の取引に影響が出る可能性があります。

悪質なファクタリング会社の可能性がある

審査の甘さを売りにして利用者を誘い、契約後に法外な手数料を請求する悪徳業者も存在します。

悪徳業者との取引で多いのは、一般的なファクタリングでは行わない「償還請求権付きの契約」を行うことです。

償還請求権とは貸金業に適用できる権利で、売掛先が倒産して売掛金が回収できなくなった場合、利用者に売掛金の支払いを請求できる権利のことです。

ファクタリングは貸金業ではないので、そもそも償還請求権は必要ありません。

もしも「償還請求権を付ける」という旨の発言や契約書への記載があった場合は、悪徳業者の可能性が高いので契約しないように注意しましょう。

審査なしでのファクタリングについては下記コラムで詳しく解説しています。
審査なしのファクタリングはない!その理由と審査負担を減らす方法について

個人事業主の審査は甘くなる?

パソコンの前で考え込む男性

個人事業主がファクタリングを利用する際、審査が甘くなることを期待するかもしれませんが、実際には厳しくなる可能性が高いのが現状です。

本章ではファクタリングの審査に落ちてしまう原因と審査に通るポイントをご紹介します。

個人事業主がファクタリングの審査に落ちてしまう原因

個人事業主がファクタリングの審査に落ちてしまう原因は以下の通りです。

・売掛先の信用度が低い
・取引実績が少ない
・売掛金の支払サイトが長い
・個人事業主は対象外のファクタリング会社もある

それぞれ以下で解説します。

売掛先の信用度が低い

ファクタリングの審査において、売掛先の信用度が低いことは、個人事業主が審査に落ちる主な原因のひとつです。

ファクタリングは売掛金を売却することで資金調達を行う方法ですが、ファクタリング会社にとって重要なのは、売掛先がきちんと支払いを行うかどうかです。

売掛先の信用度が低いと、ファクタリング会社が未回収リスクを懸念し、契約を避ける可能性があります。

具体的には、売掛先が財務状況に問題を抱えている場合や、過去に支払遅延が頻発している場合、信用情報にネガティブな記録がある場合売掛先の信用度は低く評価されます。

また、売掛先が新規取引先で信用情報が十分に確認できない場合も、審査通過が難しくなることがあります。

取引実績が少ない

ファクタリング会社は、売掛金の支払能力と共に、ファクタリング利用者と売掛先の関係値も重要視します。

利用者と売掛先の取引実績が少ない場合、売掛先との関係が安定しているか、定期的な支払いが行われるかなどの情報が十分に判断できないため、リスクが高いと見なされる可能性があります。

新規事業を立ち上げたばかりの場合や、売掛先との契約が始まったばかりという方は取引実績が審査に関わるということを念頭に置いておきましょう。

また、取引量が少ないと、ファクタリング会社にとって手数料の利益が小さく、契約の採算が合わないと判断されることもあります。

売掛金の支払サイトが長い

ファクタリングは売掛金を売却して資金を早期に調達する手段ですが、売掛金の支払サイトが長いと、ファクタリング会社にとって未回収リスクが増大します。

とくに、支払サイトが数か月以上かかる場合、その間に売掛先の経営状況が悪化する可能性が高まるため、審査が厳しくなります。

また、長期の支払サイトは、ファクタリング会社にとって資金の回収に時間がかかるため、コストやリスクが増加します。

これにより、手数料が高くなる、もしくは審査そのものが通過できないケースが発生します。

個人事業主は対象外のファクタリング会社もある

一部のファクタリング会社は、法人を主な対象としており、個人事業主を受け付けていない場合があります。

理由として、個人事業主の場合、法人に比べて信用情報が限られていることや、事業規模が小さく売掛金の金額が低いことが挙げられます。

さらに、個人事業主は財務情報の開示が不十分であるほか、資金繰りや収入が安定しにくい特性を持つため、ファクタリング会社がリスクを懸念する場合があります。

その結果、個人事業主を対象とするサービスを提供している会社の選択肢が限られ、審査に落ちやすくなるのです。

個人事業主がファクタリングの審査に通るには?

個人事業主がファクタリングの審査に通るためのポイントは以下の通りです。

まずは利用できるかどうかを確認

ファクタリングの審査に通るためには、まず自分の事業が利用可能な条件を満たしているかを確認することが重要です。

一部のファクタリング会社は法人のみを対象としており、個人事業主は対象外としている場合があります。

そのため、事前にファクタリング会社の利用条件やサービスの対象範囲を確認し、自分の事業が該当するかを見極めることが必要です。

利用前には売掛先の信用力や売掛金の内容、契約条件などが適切かを確認し、自分の事業状況を正確に伝える準備をしましょう。

財務資料や取引実績に関する書類を揃えることで、ファクタリング会社に信頼感を与え、審査通過の可能性を高めることができます。

適切な準備と会社選びを行うことで、スムーズに資金調達が進められるでしょう。

できるだけ信用度の高い売掛金を売却する

個人事業主がファクタリングの審査に通るには、信用度の高い売掛金を売却することがポイントです。

ファクタリング会社が最も重視するのは、売掛先が確実に支払いを行えるかどうかです。

売掛先の信用度が高い場合、ファクタリング会社は未回収のリスクが低いと判断し、審査通過の可能性が高まります。

信用度の高い売掛金とは、売掛先が大手企業や長年取引実績のある安定した事業者である場合が該当します。

また、支払サイトが短く、支払遅延の履歴がない売掛金も評価が高くなります。

反対に、財務状況が不安定な企業や新規取引先の売掛金はリスクが高いと見なされるため、審査に影響を及ぼす可能性があります。

審査通過のためには、売却する売掛金の内容を見直し、できるだけ信用力の高い売掛金を選ぶことが重要です。

また、売掛先の信用を裏付ける資料や取引履歴を準備しておくと、ファクタリング会社からの信頼を得やすくなります。

「絶対に通る」という甘言に注意

個人事業主がファクタリングの審査通過を目指す際、「絶対に審査に通る」や「どんな状況でも資金調達可能」などの甘い言葉には注意が必要です。

ファクタリングは便利な資金調達手段ですが、審査はファクタリング会社がリスクを評価する重要なプロセスです。

どのような状況でも審査に通るという保証は現実的ではなく、そのような謳い文句を掲げる業者には注意が必要です。

信頼できるファクタリング会社は、審査プロセスを透明化し、売掛金や売掛先の信用度を正当に評価します。

一方で、安易に「必ず通る」と強調する業者は、高額な手数料を課したり、不適切な契約を提示したりするリスクがあります。

こういった悪徳業者と契約すると、かえって事業の資金繰りが悪化する可能性もあるため注意が必要です。

ファクタリングを利用する際は、複数の会社を比較し、信頼性の高い業者を選ぶことが大切です。

また、契約内容や手数料の詳細を事前に確認し、不明点は積極的に質問することで、トラブルを防ぐことができます。

甘い言葉に惑わされず、慎重に判断しましょう。

個人事業主向けおすすめファクタリング会社については下記コラムで詳しく解説しています。
【2024年最新】個人事業主向けおすすめファクタリング会社15選!少額や即日対応も紹介!

【個人事業主可】審査が甘いと言われている15のファクタリング会社

ナンバーワンポーズをする笑顔の女性

ここでは、個人事業主も利用できて審査が甘いと言われているファクタリング会社を15社ご紹介します。

・1.日本中小企業金融サポート機構
・2.FACTOR⁺U
・3.ビートレーディング
・4.ベストファクター
・5.ペイトナーファクタリング
・6.株式会社No.1
・7.MSFJ株式会社
・8.ZIST
・9.OLTA
・10.QuQuMo
・11.えんナビ
・12.FREENANCE
・13.Mentor Capital
・14.ファクタリングのTRY
・15.買速

1.日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融サポート機構
出所:日本中小企業金融サポート機構公式Webサイト

日本中小企業金融サポート機構は、経営革新等支援機関に認定されている非営利団体です。

安全性や信頼性もさることながら手数料1.5%~と低い手数料でファクタリングを提供しています。

サービス内容も充実しており、2者間ファクタリングと3者間ファクタリングの両方に対応しているため、事業主様に適した契約を選ぶことができます。

また、申し込みに必要な書類は通帳のコピー(表紙付き、3か月分)、売掛金に関する書類(請求書・契約書など)の2点のみです。

売掛金の上限・下限を設定していないので、個人事業主やフリーランスの方にもご利用いただけます。

2.FACTOR⁺U

ファクトル
出所:ファクトル公式Webサイト

FACTOR⁺Uは、日本中小企業金融サポート機構が提供するAIファクタリングサービスです。

登録費用・システム利用料0円となっており、手数料以外の費用がかからないため、コストを抑えて利用することができます。

さらに、必要書類は通帳のコピー(表紙付き、3か月分)と売掛金に関する書類(請求書・契約書など)の2点のみです。

申請から入金まで最短40分となっているため、急いで資金調達したい方におすすめです。

3.ビートレーディング

ビートレーディング
出所:ビートレーディング公式Webサイト

ビートレーディングは、累計取引者数7.1万社以上の実績を持つファクタリング会社です(※2025年3月時点)。

同社はクラウドサインを導入しているため、PC・スマホで契約を完結することができ、事務所に足を運ぶ時間と手間を省けます。

ビートレーディングを利用する際に必要な書類は、売掛先からの入金が確認できる通帳のコピー(表紙付き、2か月分)と売掛金に関する書類(契約書・請求書など)の2点のみです。

提出書類が少ないので、書類の準備に手間がかからないサービスとなっています。

4.ベストファクター

ベストファクター
出所:ベストファクター公式Webサイト

ベストファクターは、株式会社アレシアが運営するファクタリングサービスです。

2者間ファクタリング・3者間ファクタリングの両方に対応しているため、事業主様に適した契約を結ぶことができます。

さらに、ベストファクターでは電話で簡単診断も行っています。

保有している売掛金が買取可能か5分でわかるため、売却できるか心配な方も気軽に利用できます。

5.ペイトナーファクタリング

ペイトナー
出所:ペイトナー公式Webサイト

ペイトナーファクタリングは、個人事業主・フリーランス向けのファクタリングサービスです。

必要書類は請求書、入出金明細、顔写真付き身分証(初回のみ)の3点となっており、事業計画書や決算書などの書類が不要なためスムーズに手続きを進めることができます。

また、請求書を登録して最短当日に現金が振り込まれるので、スピーディーに資金調達を行えるのも魅力です。

6.株式会社No.1

株式会社№1
出所:株式会社No.1公式Webサイト

株式会社No.1は、設立して1年未満でも利用できるファクタリング会社です。

上限額は売掛先1社に対して5,000万円までとなっていますが、取引状況によってはそれ以上の金額も可能です。

そのため、5,000万円以上の売掛金を売却できる可能性もあります。

さらに、株式会社No.1はファクタリングサービスだけでなく経営支援コンサルティングも行っています。

これにより、経営課題もあわせて相談することが可能です。

7.MSFJ株式会社

MSFJ株式会社
出所:MSFJ株式会社公式Webサイト

MSFJ株式会社は、法人・個人事業主・フリーランス向けのファクタリング会社です。

10万円~5,000万円の売掛金を売却できるため、少額でも利用が可能です。

4つのファクタリングプランが用意されているので、自社に適したプランを選びましょう。

8.ZIST

ZIST
出所:ZIST公式webサイト

ZISTは、審査通過率90%以上を誇るファクタリング会社です。

2者間ファクタリング・3者間ファクタリングの両方に対応しているため、事業主様に適した契約を結べます。

また、2者間ファクタリングの手数料は5%~15%で、300万円を調達する場合の手数料は5%と定められています。

3者間ファクタリングの手数料は3%~7%となっており、コストを抑えて資金調達を行えます。

9.OLTA

OLTA
出所:OLTA公式Webサイト

OLTAは、AIを用いた審査を導入しているファクタリングサービスです。

オンラインで完結するため、場所にとらわれずどこからでも申し込みの手続きが可能です。

また、対面による面談も不要なので担当者とスケジュールを合わせる必要もありません。

これにより、忙しい方でも気軽に利用することが可能です。

10.QuQuMo

QuQuMO
出所:QuQuMo公式Webサイト

QuQuMoは、オンライン完結型のファクタリングサービスです。

必要書類は入出金明細直近3か月分(通帳)と請求書の2点のみとなっているため、書類の準備にかかる手間を省けます。

さらに、QuQuMoは入金まで最速2時間です。

これにより、スピーディーに資金調達を行えます。

11.えんナビ

えんナビ
出所:えんナビ公式Webサイト

えんナビは、24時間利用できるファクタリングサービスです。

土日祝も対応しているため、急な資金ニーズにも応えてくれます。

さらに、買取可能金額は50万円~5,000万円となっており、少額でも利用することが可能です。

法人だけでなく、個人事業主の方も利用しやすいと言えます。

12.FREENANCE

フリーナンス
出所:FREENANCE公式Webサイト

FREENANCEは、1万円〜上限額なしで利用できるファクタリングサービスです。

利用する際は、専用の「フリーナンス口座」の開設が必要です。

フリーナンス口座を利用することで、与信スコアを上昇させることができ、スコアが高くなればなるほど手数料を低くすることができます。

13.Mentor Capital

メンターキャピタル
出所:Mentor Capital公式Webサイト

Mentor Capitalは、年間200件以上の取引実績を持つファクタリング会社です。

審査通過率は92%(※2023年1月~2023年12月実績)となっており、IT業・広告業・製造業・運送業・建設業などの幅広い業種にも対応しているため、自社のニーズに合った資金調達を実現できます。

14.ファクタリングのTRY

ファクタリングのTRY
出所:TRY公式Webサイト

ファクタリングのTRYは、24時間365日申し込みが可能なファクタリングサービスです。

買取可能金額は10万円〜となっているため、個人事業主だけでなくフリーランスも利用しやすいでしょう。

契約時は事務所に足を運ぶ必要がありますが、来訪してもらうことも可能です。

ファクタリングの経験が豊富なスタッフが対応してくれるため、初めての方でも安心して利用できます。

15.買速

買速
出所:買速公式webサイト

買速は、スピード買い取りに特化したファクタリングサービスです。

買取金額オンライン査定を利用すると、30秒で売掛金の買取金額を知ることができます。

また、申し込みから入金までの時間は最短30分なので、急な資金ニーズにも対応してもらえます。

まとめ

融資やローンに比べて審査が甘いと言われている傾向にあるファクタリングですが、売掛先の経営状況や利用者の信用度などが要因で審査に落ちてしまうことがあります。

審査通過率が高く実績が豊富なファクタリング会社を利用することで、審査に通過できて資金調達が叶う可能性が高まりますが、悪徳業者が紛れ込んでいる可能性もあるので注意しなければいけません。

ファクタリングを検討している方は、今回ご紹介したポイントを押さえて、積極的に活用してみてはいかがでしょうか。

一般社団法人日本中小企業金融サポート機構では、ファクタリングサービスをはじめとする資金調達方法をご紹介しています。

通帳のコピーと身分証明書、発注書や請求書などの取引実績が分かるものがあれば審査のお申し込みが可能なので、スピーディーに資金調達を進められます。

また、当機構ではAIファクタリングの「FACTOR⁺U(ファクトル)」も提供しています。

最短40分で売掛金を現金化できるため、お急ぎの方はぜひご利用ください。

他社の審査に落ちてしまった方でも、別の角度から審査のご提案をさせていただくなど、ニーズに合った最適な方法をご紹介いたします。

ファクタリングの利用を検討している方は、この機会にぜひお問い合わせください。

当機構のファクタリングサービスについて詳しくはこちらをご覧ください。

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審査が甘いファクタリング会社10選!特徴や審査通過のポイントも解説

【監修】日本中小企業金融サポート機構 編集局長

保有資格:FP2級

大学卒業後、地方銀行に勤務。主に企業向け融資を担当。その後、損害保険会社にて法人営業、外資系金融機関にて法人融資や人材育成を担当するなど、一貫して金融関連業務に従事。2019年一般社団法人日本中小企業金融サポート機構に入社し、これまでの金融の知識と法人営業の経験を活かし、多くの中小企業・零細企業をサポート。
プライベートでは3児の父の顔も持ち、犬・猫・亀も飼う大家族の大黒柱。

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