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個人事業主も利用できる請求書買取サービスは?選ぶ際のポイントをご紹介

公開日
2025.06.10
更新日
2025.06.10
個人事業主も利用できる請求書買取サービスは?選ぶ際のポイントをご紹介

「急に現金が必要になったけど売掛金の入金はまだ先」「銀行の審査を待つ時間がない」といったお悩みを抱える個人事業主に注目されているのが、請求書買取サービス(ファクタリング)です。

請求書買取サービスは請求書をファクタリング会社に売却することで、最短即日で現金化できるため、資金繰りの改善に役立ちます。

今回は、個人事業主が請求書買取サービスを利用するメリット・デメリットや請求書買取サービスを選ぶ際のポイント、一般的な流れなどをご紹介します。

また、請求書買取サービスに関するよくある疑問についてもお答えしているので、ぜひご参考にしてください。

【注目】個人事業主も利用できる請求書買取サービスをお探しの方へ

請求書買取サービス(ファクタリング)は融資とは異なり、最短即日での資金調達が可能です。

当機構は、オンライン完結型の請求書買取にも対応しているため、全国どこからでも申し込みが可能となっています。

また、審査完了まで最短10分、入金まで最短40分で行えるオンライン完結型の請求書買取サービス「FACTOR⁺U(ファクトル)」も提供しています。

請求書買取サービスの詳細についてお聞きしたい方も、急ぎで審査を受けたい方も当機構にお任せください。

個人事業主も利用できる請求書買取サービス

握手する男女

請求書買取サービスは、一般的に「ファクタリング」と呼ばれる資金調達手段です。

手元に資金がなくて困っているときなどに、売掛金をファクタリング会社に売却することで早期に現金化でき、資金繰りの改善を行うことができます。

以下で個人事業主も利用できる請求書買取サービスをご紹介します。

1.日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融サポート機構」は、関東財務局長及び関東経済産業局長から「経営革新等支援機関」に認定されたファクタリング会社です。

日本中小企業金融サポート機構のファクタリングサービスは2者間ファクタリング・3者間ファクタリングに対応しており、かつ買取可能額に下限・上限を設けていないため、利用者の要望に寄り添ったサービスの提供が可能です。

審査に必要な書類は「口座の入出金履歴(直近3か月分)」と「売掛金に関する書類(請求書、契約書など)」の2点のみで、17時までに契約が完了すれば最短即日での振り込みにも対応可能です。

2.FACTOR⁺U

FACTOR⁺U」は、日本中小企業金融サポート機構が提供する、オンライン完結型のファクタリングサービスです。

申し込みから契約、入金まで全ての手続きがWeb上で完結するため、来所の必要がなく、全国どこからでも手軽に利用できます。

FACTOR⁺Uは独自の審査により、審査完了まで最短10分、入金までは最短40分と非常にスピーディーなサービスです。

手数料は業界最低水準の1.5%~と非常に低く、登録費用やシステム利用料などの追加コストも一切かかりません。

コストを抑えながら迅速に現金を確保したいと考えている事業主様にとって、FACTOR⁺Uは信頼性と利便性を兼ね備えた最適なファクタリングサービスといえるでしょう。

3.ビートレーディング

「ビートレーディング」は、2025年3月時点で累計取引社数71,000社以上、累計買取額1,550億円を誇る、国内有数の実績を持つファクタリング会社です。

オンラインでの手続きにも対応しているため、全国どこからでも申し込みが可能で、ポータルサイト経由での申し込みでは最短50分で現金化が可能です。

ビートレーディングは他社でファクタリングを断られがちな個人事業主でも利用可能で、かつ買取可能金額には下限・上限が設けられていないため、少額からの取引にも柔軟に対応しています。

必要書類は「売掛金に関する書類(請求書、契約書など)」と「口座の入出金明細(直近2か月分)」の2点のみで、初めての方でもスムーズに手続きが進められます。

4.みんなのファクタリング

みんなのファクタリングは、中小企業や個人事業主、フリーランス向けに提供されている、2者間ファクタリングに特化した完全オンライン型のサービスです。

Web上で登録から契約、入金まで全ての手続きが完結するため来所の必要がなく、全国どこからでもスムーズに利用できます。

また、みんなのファクタリングではAI審査を導入しており、申し込みから最短60分での現金化が可能となっている点は、スピードを重視する方にとって大きな魅力です。

さらに、みんなのファクタリングは土日祝日も審査・入金に対応しているため、平日はなかなか時間が取れないという個人事業主でも問題なく利用できます。

5.Mentor Capital

「Mentor Capital」は、年間3,000件を超える取引実績を持つファクタリング会社で、中小企業はもちろん、個人事業主やフリーランスでも利用しやすいサービスを提供しています。

24時間365日対応しており、全国どこからでも申し込みが可能な点が大きな特徴です。

契約方法はクラウド・来社・訪問の3種類から選択できるため、自身に適した方法で手続きを進められます。

6.ペイトナーファクタリング

「ペイトナーファクタリング」は、フリーランスや個人事業主に特化したオンライン完結型のファクタリングサービスです。

買取可能額は1万円〜と少額でも利用しやすく、支払サイトが70日以内の請求書であれば利用可能となっているため、少額な売掛金や支払期日が遠い売掛金にも対応してくれます。

また、手数料は一律10%で固定されており、手元に入る金額が明確であることから安心して利用できます。

初期費用や月額費用も一切かからず、事業計画書などの煩雑な書類提出も不要なため、コストを抑えたい方にも最適です。

7.OLTA

「OLTA」は、OLTA株式会社が提供するオンライン完結型のファクタリングサービスで、独自のシステムにより全ての手続きがWeb上で完結します。

AI審査を導入しており、24時間365日いつでも申し込みが可能で、最短即日の入金にも対応しています。

手数料は諸経費込みで2%〜9%と設定されており、買取可能額に下限・上限はありません。

8.PAYTODAY

「PAYTODAY」は、オンライン完結型のファクタリングサービスです。

基本的にはWeb上で全ての手続きが完了するため、日本全国どこからでも利用可能です。

希望者には対面での面談にも応じており、利用者の不安に寄り添う柔軟なサポート体制も整っています。

PAYTODAYのファクタリングサービスはAIによる独自審査を導入しており、申し込みから最短30分での即日入金が可能な点が特徴で、忙しい方でも気軽に利用することが可能です。

9.QuQuMo

「QuQuMo」は、株式会社アクティブサポートが提供するオンライン完結型のファクタリングサービスです。

申し込みから入金までは最短2時間とスピーディーで、急な資金ニーズにも対応できます。

必要書類は「請求書」と「入出金明細(直近3か月分)」の2点のみと、手続きの簡便さも大きな特徴です。

また、QuQuMoは法人・個人問わず利用可能で、個人事業主やフリーランスの申し込みも広く受け入れています。

10.FREENANCE

「FREENANCE」は、フリーランスや個人事業主向けに提供されている金融・保険サービスで、全てのプランにファクタリング機能が組み込まれています。

手数料は3%~10%と明瞭で、最短即日での資金調達が可能な点が大きな特徴です。

また、屋号やペンネームでも専用口座を開設できるプランや、事業活動中のトラブルに備える補償が付帯されたプランも展開しており、資金調達だけでなくフリーランスの安心と安定を総合的に支援するサービスとなっています。

個人事業主が請求書買取サービスを利用するメリット・デメリット

スマホ画面を見ながら作業する女性

請求書買取サービス(ファクタリング)とは、売掛先に発行した未回収の請求書(売掛金)をファクタリング会社に買い取ってもらい、早期に現金化する資金調達手段です。

銀行融資とは異なり、審査が比較的柔軟で手続きもスピーディーに進むことから、資金繰りに課題を抱える個人事業主の間で注目を集めています。

ここでは、個人事業主が請求書買取サービスを利用する際のメリットとデメリットを解説します。

ファクタリングについては下記コラムで詳しく解説しています。
ファクタリングとは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説【図解あり】

請求書買取サービスを利用するメリット

請求書買取サービスを利用するメリットは以下の通りです。

請求書をスピーディーに現金化できる

請求書買取サービスを利用する最大のメリットは、未回収の売掛金をスピーディーに現金化できる点です。

通常は請求書を発行してから売掛先の入金までに1か月以上かかりますが、請求書買取サービスを活用すれば申し込みから最短即日で現金を得ることが可能です。

急な仕入れや人件費の支払いなど、資金繰りに迫られた場面でも迅速に対応できるため、キャッシュフローの改善に大きく役立ちます。

融資に比べて審査が柔軟な傾向にある

請求書買取サービスは、銀行融資に比べて審査が柔軟な傾向にある点も大きなメリットです。

融資の場合、事業年数や信用情報、財務状況などを総合的に見られ、利用者の信用力が厳しく審査されますが、請求書買取サービスでは売掛先の利用者ではなく信用力が重視されます。

そのため、創業間もない個人事業主や、税金を滞納している方でも利用できる可能性があります。

原則保証人や担保なしで利用できる

請求書買取サービスのメリットに、原則として保証人や担保を必要とせずに利用できる点が挙げられます。

銀行融資では代表者以外の保証人や不動産担保を求められることが多く、ハードルが高いと感じる個人事業主も少なくありません。

しかし、請求書買取サービスは、基本的に代表者以外の保証人や不動産担保なしで資金調達が可能です。

不動産を保有していない場合や、第三者の保証人を立てられない場合でも、請求書買取サービスなら比較的容易に現金を確保することができます。

売掛金の未回収リスクに備えられる

請求書買取サービスを利用することで、売掛金の未回収リスクに備えることができます。

通常、売掛金は支払期日まで入金されないため、その間に売掛先の経営状況が悪化し、未払いに終わるリスクも考えられます。

しかし、請求書買取サービスでは、原則償還請求権なしのノンリコースの契約を締結します。

これにより売掛先が売掛金を支払えない状況に陥った場合でも、利用者がファクタリング会社から費用を請求されることはありません。

請求書買取サービスを活用すれば、期日前に現金化が可能となり、売掛金の未回収によるキャッシュフローの悪化を防げます。

信用情報に影響しない

請求書買取サービスは融資とは異なり、利用しても信用情報に影響を与えない点もメリットの一つです。

基本的に銀行融資やカードローンなどの金融商品を利用すると、その利用履歴が信用情報として記録されます。

過去に延滞、債務整理が発生した場合や現在のほかの金融機関からの借入状況によっては、新たな借り入れに悪影響を及ぼす可能性があります。

一方、請求書買取サービスは売掛金の売却による資金調達手段であり、借り入れではないため利用しても信用情報機関に記録されません。

そのため、今後の融資に備えて信用情報を維持したいと考える個人事業主にとって、請求書買取サービスは非常に有効な資金調達手段といえます。

請求書買取サービスを利用するデメリット

請求書買取サービスには多くのメリットがある一方で、下記のデメリットもあります。

手数料がかかる

請求書買取サービスを利用する際には、売掛金の額面に対して一定の手数料が発生します。

一般的に、2者間ファクタリングの手数料の相場は8%〜18%、3者間ファクタリングの手数料の相場は2%〜9%といわれています。

手数料によって現金化できる金額は請求書の金額よりも少なくなるため、頻繁に利用するとかえって資金繰りを悪化させる可能性があります。

とくに、資金繰りが厳しい場合や利益率の低い取引が多い業種では、手数料負担が重く感じられることもあるでしょう。

請求書買取サービスを利用する際は、コストとメリットを比較した上で、必要な場面でのみ利用するようにしましょう。

手数料については下記コラムで詳しく解説しています。
ファクタリング手数料はいくら?相場や内訳、費用を抑える方法を紹介!

請求書の額面までの調達となる

請求書買取サービスでは、請求書の額面を上限として資金調達が行われます。

そのため、銀行融資をはじめとしたほかの資金調達手段のように希望額を自由に設定することはできず、調達可能な金額は売掛先との取引金額に依存します。

また、手数料が差し引かれるため、実際に受け取れる金額は請求書の満額よりも少なくなります。

高額な現金が必要な場合や、売掛金の金額が小さい場合には、ファクタリングとほかの資金調達方法を併用する必要があります。

売掛先との関係に影響が出る可能性がある

請求書買取サービスのうち、3者間ファクタリングを利用する場合は、売掛先にファクタリングの利用の承諾を得る必要があります。

そのため、売掛先によっては「資金繰りが厳しいのではないか」と思われ、信用面でマイナスの印象を与えるかもしれません。

こうした理由から、売掛先との関係悪化や今後の取引に影響を及ぼすリスクがある点は、請求書買取サービスを利用する前にしっかりと確認しておくことが大切です。

悪徳業者が存在する

請求書買取サービスは資金調達の手段として便利な一方で、中には請求書買取サービスを謳い法外な手数料を請求する悪徳業者も存在します。

万が一悪徳業者と契約してしまうと、想定外のコスト負担を強いられたり、トラブルに発展したりする可能性があります。

信頼できるファクタリング会社を見極めるためにも、サービス内容や会社情報を十分に確認してから利用することが大切です。

悪徳業者については下記コラムで詳しく解説しています。
ファクタリングは違法ではない!その根拠と悪徳業者・優良業者それぞれの特徴を解説

個人事業主が請求書買取サービスを選ぶ際のポイント

ナンバーワンポーズをする女性

請求書買取サービス(ファクタリング)は、個人事業主にとって手軽に現金を調達できる資金調達手段の一つですが、安心して利用するためには、いくつかの重要なポイントを見極める必要があります。

サービスごとに対応スピードや買取可能額、手数料などが異なるため、自身の事業に適した請求書買取サービスを選ぶことが大切です。

ここでは、個人事業主が請求書買取サービスを選ぶ際のポイントをご紹介します。

個人事業主に対応しているか

請求書買取サービスを選ぶ際、まず確認すべきなのが「個人事業主に対応しているか」という点です。

請求書買取サービスの中には法人のみを対象としているものもあり、個人事業主は利用できないケースがあります。

個人事業主の対応可否は公式Webサイトに記載されていることが多いため、事前にしっかり確認しましょう。

入金スピードは早いか

資金繰りに課題がある個人事業主にとって、資金調達のスピードは今後の経営状況を左右する重要な要素です。

そのため、請求書買取サービスを選ぶ際は「入金スピード」が早いかどうかを必ず確認しましょう。

サービスによっては、申し込みから最短即日で入金されるところもあれば、数日かかる場合もあります。

急な支払いに備えたい場合や、すぐに現金が必要な場合には、即日対応可能なサービスが適しています。

スピード重視なら、AI審査やオンライン完結型のサービスを選ぶのが効果的です。

2者間ファクタリング・3者間ファクタリングに対応しているか

請求書買取サービスを利用する際は、2者間ファクタリング・3者間ファクタリングどちらで契約できるかを確認することが重要です。

2者間ファクタリングは売掛先の承諾を得ずに利用できるためスピーディーに手続きが進み、早ければ最短即日で請求書を現金化できます。

3者間ファクタリングは売掛先の承諾が必要で入金までに時間がかかりますが、ファクタリング会社が売掛金の存在を売掛先に直接確認でき、未回収リスクが低減できるため2者間ファクタリングに比べて手数料が低くなる傾向にあり、請求書の額面に近い金額を受け取ることが可能です。

現金化までのスピードやコスト面を踏まえ、どちらの方法で契約をしたいか判断し、自身が希望する契約方法に対応しているサービスを選びましょう。

2者間ファクタリングについては下記コラムで詳しく解説しています。
2者間ファクタリングとは?メリットや手数料、利用のポイントを解説

3者間ファクタリングについては下記コラムで詳しく解説しています。
3者間ファクタリングとは?メリット・デメリットと利用の流れを解説!

買取可能額はいくらか

請求書買取サービスを選ぶ際は、買取可能額が自身の資金ニーズに合っているかを確認することが大切です。

サービスによっては「1万円から対応」といった少額取引に強いものや、「上限なし」といった高額取引にも対応可能なものまでさまざまです。

少額の資金繰りが必要なケースもあれば、まとまった現金が急ぎで必要になる場合もあるため、自身のビジネス規模や資金調達の目的に応じた買取可能額を提供しているサービスを選びましょう。

手数料はいくらか

請求書買取サービスを選ぶ際には、手数料の水準を確認することが重要です。

手数料はファクタリングサービスによって異なり、2者間ファクタリングでは8%〜18%、3者間ファクタリングでは2%〜9%が一般的な相場とされています。

手数料が高いと手元に残る現金が減ってしまうため、できるだけ低コストで利用できるサービスを選ぶことが資金繰りの改善につながります。

来所は必要か

請求書買取サービスを選ぶ際には、手続きに来所が必要かどうかを確認することも大切です。

とくに多忙な場合、来所が必要だと申し込みから審査完了までに手間や時間がかかってしまいます。

最近では、全てオンラインで完結できるサービスも増えており、全国どこからでも利用が可能です。

来所不要のサービスを選ぶことで、移動の手間を省きながらスピーディーに資金調達が可能になります。

債権譲渡登記は必要か

請求書買取サービスを選ぶ際には、債権譲渡登記の有無も確認しておきたいポイントです。

債権譲渡登記とは、売掛金の権利がファクタリング会社へ移転したことを法的に示す手続きであり、登記が必要なサービスと不要なサービスがあります。

債権譲渡登記が必要な場合、手続きや費用が発生することがあり、資金調達にかかる手間やコストが増える可能性もあるため注意が必要です。

できるだけスムーズに資金調達を行いたい個人事業主にとっては、債権譲渡登記が不要のサービスを選ぶことが利便性の向上につながります。

債権譲渡登記については下記コラムで詳しく解説しています。
ファクタリングと債権譲渡の違いは?主な相違点と債権譲渡登記について解説!

請求書買取サービスの一般的な流れ

手ぶりをしながら笑顔で説明する女性

ここでは、請求書買取サービス(ファクタリング)の一般的な流れをご紹介します。

1.ファクタリング会社・サービスを選んで申し込む

請求書買取サービスを利用する際は、まずファクタリング会社やサービスを選び、申し込みを行うことから始まります。

サービスごとに対応エリアや手数料、利用条件が異なるため、自身の事業規模や資金ニーズに合ったファクタリング会社・サービスを選定することが重要です。

2.必要書類を提出する

請求書買取サービスの申込後は、審査に必要な書類を提出します。

一般的に求められるのは、売掛金に関する「請求書」や「取引の確認ができる書類」、そして「入出金履歴」などです。

個人事業主の場合は、確定申告書が必要になるケースもあります。

提出方法はオンライン上でのアップロードが主流で、郵送や来所が不要なサービスも増えています。

書類の不備があると審査に時間がかかるため、事前に提出条件を確認して、正確な書類を揃えておくことが大切です。

3.審査を受ける

必要書類を提出すると、ファクタリング会社による審査が行われます。

審査では、請求書の信頼性や売掛先の信用力などが総合的に判断されます。

審査の所要時間はサービスによって異なりますが、早ければ数十分〜数時間で完了することもあります。

4.契約を結ぶ

審査に通過すると、ファクタリング会社との間で正式に契約を結びます。

契約では、買取金額・手数料・入金日などの条件が明記されるため、内容をよく確認した上で署名・押印を行いましょう。

契約方法はオンライン・郵送・対面などサービスによって異なりますが、最近ではクラウド契約が主流となっており、この手のサービスを利用すれば全国どこからでも対応可能です。

なお、3者間ファクタリングでは契約前に売掛先に対して債権譲渡を通知し、承諾を得る必要があります。

5.入金される

契約が完了したら入金が行われます。2者間ファクタリングの場合、ファクタリング会社が先に利用者の口座に現金を入金し、利用者は売掛先から入金があり次第ファクタリング会社に送金をする必要があります。

一方、3者間ファクタリングの場合は、ファクタリング会社から利用者に現金が入金された後、支払期日になったら売掛先がファクタリング会社へ送金を行います。

請求書買取サービスに関するよくある疑問

「Q&A」と描かれたブロック

最後に、請求書買取サービス(ファクタリング)に関するよくある疑問についてお答えします。

請求書買取サービスは違法ではない?

請求書買取サービスは、合法的に提供されている資金調達手段です。

売掛金(売掛債権)をファクタリング会社に売却(譲渡)する契約であり、貸金業には該当しないため、貸金業法の適用もありません。

法律的な根拠としては、民法上の債権譲渡に基づいており、正当な契約手続きを経ていれば問題ありません。

ただし、契約内容が不明瞭であったり、手数料が不当に高額であったりする悪徳業者には注意が必要です。

安心して利用するためには、信頼性のあるファクタリング会社・サービスを選ぶことが重要です。

請求書のみでサービスを利用できる?

請求書買取サービスは、請求書さえあれば利用できるというイメージを持たれがちですが、実際には複数の書類提出が必要です。

一般的に必要とされるのは「請求書」のほか、「入出金履歴」や「本人確認書類」などです。

個人事業主の場合は、事業実態の確認として「確定申告書」の提出を求められることが多く、直近1年〜2年分の控えを提出するケースもあります。

サービスによって必要書類は異なるため、事前に確認しておくことが重要です。

開業して間もない個人事業主でも請求書買取サービスを利用できる?

開業して間もない個人事業主でも、請求書買取サービスを利用できるケースはあります。

多くのファクタリング会社では、利用者ではなく、支払義務がある売掛先の信用力を重視して審査を行うため、事業の運営歴が短くても利用可能です。

ただし、売掛先の信用力に問題がある場合や提出した書類に不備ある場合は、審査に時間がかかったり、利用を断られたりすることもあるため注意が必要です。

個人事業主が利用する場合の審査基準は?

個人事業主が請求書買取サービスを利用する際の審査では、主に「売掛先の信用力」「請求書の内容」「過去の入金実績」などが重視されます。

請求書買取サービスは請求書を基に現金を調達する仕組みのため、利用者本人よりも売掛先の支払能力が重要視されるのが特徴です。

開業からの期間が短くても、売掛先が安定していれば審査に通る可能性は十分にあります。

請求書買取サービスと請求書支払い代行サービスは違う?

請求書買取サービスと請求書支払い代行サービスは、目的や仕組みが異なります。

請求書買取サービスは、請求書をファクタリング会社に売却して現金化するもので、資金調達が目的です。

一方、請求書支払い代行サービスは、仕入先などから受け取った請求書(=買掛金)に基づく支払いを代行業者が一時的に立て替え、後日利用者が分割や後払いで支払う仕組みで、支出のタイミングを調整したい場合に活用されます。

まとめ

請求書買取サービスは、請求書をファクタリング会社に売却し、早期に現金化できる便利な資金調達方法です。

とくに銀行融資を受けるのが難しい場合や、スピード重視で現金を確保したい場面に適しています。

ただし、手数料や信頼性の低い業者には注意が必要です。

今回ご紹介した請求書買取サービスを選ぶ際のポイントを参考に、自身の事業に合ったサービスを見極めて活用しましょう。

正しい知識を持って導入すれば、資金繰りの不安を解消し、事業の安定と成長に役立てることができます。

当機構では、当日17時までに契約が完了することで最短即日入金も可能なファクタリングサービスをご提供しています。

中小企業だけでなく、個人事業主でも利用可能であるため、安心してご相談ください。

また、当機構ではAIファクタリング「FACTOR⁺U」も提供しています。

オンラインで申し込みが完結し、最短10分で審査完了、申し込みから最短40分で入金が可能なため、急な資金調達が必要な場合におすすめです。

急いで資金調達をしたい個人事業主様は、ぜひ当機構のファクタリングサービスをご利用ください。

当機構のファクタリングサービスについて詳しくはこちらをご覧ください。

個人事業主も利用できる請求書買取サービスは?選ぶ際のポイントをご紹介

【監修】日本中小企業金融サポート機構 編集局長

保有資格:FP2級

大学卒業後、地方銀行に勤務。主に企業向け融資を担当。その後、損害保険会社にて法人営業、外資系金融機関にて法人融資や人材育成を担当するなど、一貫して金融関連業務に従事。2019年一般社団法人日本中小企業金融サポート機構に入社し、これまでの金融の知識と法人営業の経験を活かし、多くの中小企業・零細企業をサポート。
プライベートでは3児の父の顔も持ち、犬・猫・亀も飼う大家族の大黒柱。

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