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ブリッジファイナンスとは?主な種類や利用するメリット・デメリットを解説

公開日
2025.07.04
更新日
2025.07.04
ブリッジファイナンスとは?主な種類や利用するメリット・デメリットを解説

事業を運営していく中で、急な支払いが発生したり資金繰りが一時的に苦しくなったりする場面は少なくありません。

そんなときに役立つのが「ブリッジファイナンス」です。

ブリッジファイナンスは次の本格的な資金調達までのつなぎ資金として活用でき、短期間で現金を確保できる手段です。

今回は、ブリッジファイナンスの種類や活用シーン、ブリッジファイナンスを利用するメリット・デメリット、利用時のポイントを解説します。

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直近の支払いが迫っているなどの理由で資金調達を急ぎたい場合は、売掛金を売却して現金化ができるファクタリングがおすすめです。

ファクタリングを利用すれば最短即日での現金化も叶うため、予期せぬ支払いが発生した場合にも迅速に対応できます。

当機構では、申し込みから最短30分で審査結果の提示、最短3時間で入金が可能なファクタリングサービスをご提供しています。

また、当機構は関東財務局長及び関東経済産業局長から「経営革新等支援機関」に認定されているため、初めての方でも安心してご利用いただけます。

資金繰りでお悩みの事業主様は、この機会にぜひご相談ください。

ブリッジファイナンスとは?主な種類と活用場面

パソコンの前で両手を広げる男性と一万円札束

ブリッジファイナンスとは、一時的な現金不足を補うために用いられる短期的な資金調達方法のことです。

主に、事業の資金繰りが一時的に厳しくなった場合や、次の資金調達が完了するまでの“つなぎ資金”として活用されます。

ここでは、ブリッジファイナンスの主な種類と、具体的な活用場面をご紹介します。

ブリッジファイナンスの種類

ブリッジファイナンスの主な種類は以下の通りです。

ビジネスローン

ビジネスローンは、金融機関やノンバンクから短期で借り入れることができる、代表的なブリッジファイナンスの一つです。

資金調達までのつなぎや急な支払対応に適しており、審査や融資までのスピードが比較的早い点が特徴です。

事業資金としての利用であれば使途が自由なことも多く、現金を柔軟に活用できるため、中小企業や個人事業主にとって心強い資金調達方法といえます。

ブリッジローン

ブリッジローンは、本格的な資金調達が行われるまでのつなぎとして活用される短期融資です。

主にM&Aや不動産取引をはじめとする大型プロジェクトの資金調達の際に、一時的な資金不足を補う目的で利用されます。

一般的なビジネスローンと異なり、あらかじめ将来的な現金の流入が見込まれていることが前提で利用でき、現金の使途も明確にされているケースがほとんどです。

多くの金融機関がブリッジローン専用の金融商品を提供しており、審査では将来の資金計画や返済原資が重視される点が特徴です。

売掛債権担保融資(ABL)

売掛債権担保融資(ABL)は、企業が保有する売掛債権を担保に金融機関から現金を借り入れる資金調達方法です。

売上があるものの入金までに時間がかかる場合のつなぎ資金として活用されることが多く、短期の資金ニーズに対応しやすいのが特徴です。

売掛債権担保融資(ABL)については下記コラムで詳しく解説しています。
売掛債権担保融資(ABL)とは?ファクタリングとの違い・選ぶポイント

約束手形の割引

約束手形の割引は、受け取った期日付き手形を金融機関に持ち込み、支払期日前に現金化する資金調達方法です。

売掛金の入金までに時間がある場合でも、早期に現金を確保できるため、短期的な資金繰りに役立ちます。

ただし、割引の可否や条件は手形の発行企業の信用力に左右されるため、審査基準や割引率が異なる点には注意が必要です。

ファクタリング

ファクタリングは、ファクタリング会社に売掛金を売却することで、本来の支払期日より前に売掛金を現金化する資金調達方法です。

早ければ最短即日での入金が可能なため、つなぎ資金として活用されます。

ファクタリングについては下記コラムで詳しく解説しています。
ファクタリングとは?仕組みやメリット・デメリットをわかりやすく解説【図解あり】

ブリッジファイナンスの活用場面

ブリッジファイナンスは、現金の入金タイミングと支出のタイミングがずれる場面で主に活用されます。

例えば、売掛金の入金前に仕入代金や人件費の支払いが発生する場合や、補助金・助成金の受給前に先行投資が必要な場面などです。

また、M&Aや不動産取引の際に、次の融資が確定するまでのつなぎ資金としても利用されることもあります。

ブリッジファイナンスを利用するメリット・デメリット

オフィスでナンバーワンポーズをする女性

ブリッジファイナンスを利用するメリット・デメリットは以下の通りです。

ブリッジファイナンスを利用するメリット

ブリッジファイナンスを利用するメリットには、主に「短期間で資金調達できる」「保証人や担保が不要な資金調達方法がある」の2点が挙げられます。

短期間で資金調達できる

ブリッジファイナンスを利用する大きなメリットの一つは、短期間で資金調達できる点です。

通常の融資では審査や手続きに時間がかかることがありますが、ブリッジファイナンスはつなぎ資金としてスピードが重視されるため、比較的迅速に現金を確保できます。

例えば、売掛金の入金待ちや補助金の交付待ちといった一時的な現金不足にも柔軟に対応でき、事業活動の停滞を防ぐことが可能です。

また、急な支払いが発生した際にも活用できる有用な資金調達方法と言えます。

保証人や担保が不要な資金調達方法がある

ブリッジファイナンスの中には、代表者以外の保証人や不動産などの担保を必要としない資金調達方法があります。

特筆すべきは売掛金をファクタリング会社に売却することで、最短即日で資金調達できるファクタリングで、ファクタリングは原則担保や保証人を必要としません。

また、ファクタリングは売掛金さえあれば、資産の少ない中小企業や個人事業主でも利用しやすく、スピーディーに現金を確保できます。

信用力が乏しく融資を受けられないという方は、ファクタリングの利用をおすすめします。

ブリッジファイナンスを利用するデメリット

ブリッジファイナンスを利用するデメリットには、主に「融資と比べて金利や手数料が高い傾向にある」「返済期間が短い」の2点が挙げられます。

融資と比べて金利や手数料が高い傾向にある

ブリッジファイナンスはスピーディーに資金調達ができる反面、一般的な金融機関の融資と比べて、金利や手数料が高く設定されていることが多い傾向にあります。

緊急時には有効な手段ですが、コストを十分に把握し、計画的に活用することが重要です。

返済期間が短い

ブリッジファイナンスは一時的な資金ニーズに対応するための手段であるため、返済期間が短く設定されているケースが一般的です。

通常は数か月程度で返済期限を迎えることが多く、長期的な資金ニーズには向いていないといえます。

なお、ファクタリングの場合は借り入れではなく、売掛金の売却にあたるため返済という概念が存在しません。

ブリッジファイナンスを利用する際のポイント

ナンバーワンポーズをする男性

ブリッジファイナンスをうまく活用するためには、事前に目的やリスクを把握し、ほかの資金調達の選択肢と比較しながら慎重に検討することが重要です。

ここでは、ブリッジファイナンスを利用する際に押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。

利用目的を明確にする

ブリッジファイナンスは、利用目的が明確でなければ審査に通らないケースが多く、あいまいな理由では現金を得ることができません。

例えば「売掛金の入金までの運転資金」「補助金の交付前に必要な設備投資資金」など、具体的な使途と返済原資を明示する必要があります。

ブリッジファイナンスを利用してスムーズに資金調達を行うためにも、事前に利用目的を整理しておきましょう。

利用する上でのリスクを考慮する

ブリッジファイナンスは短期間で資金調達が行える便利な手段ですが、銀行融資に比べて金利や手数料が高い傾向にあります。

また、借り入れの場合返済期間が短いため、返済が遅れると信用低下や追加の費用発生につながる恐れもあるため注意が必要です。

リスクを理解し適切に管理することで、ブリッジファイナンスをうまく活用できます。

ブリッジファイナンス以外の資金調達方法を検討しておく

ブリッジファイナンスは銀行融資に比べて金利や手数料が高い傾向にあるため、ほかの資金調達方法も検討しておくことが重要です。

ほかの資金調達方法と総合的に比較検討し、自社の資金状況や返済能力に合った資金調達方法を選びましょう。

ブリッジファイナンスの利用先を選ぶ際に確認すべきこと

チェックリストとペン

ブリッジファイナンスを有効に活用するためには、資金調達先の選定が重要なポイントとなります。

提供するサービス内容や対応の丁寧さはもちろん、企業規模や目的に適したパートナーかどうかを見極めることが求められます。

ここでは、ブリッジファイナンスの利用先を選ぶ際に確認しておきたい主なチェックポイントをご紹介します。

利便性の良さ

ブリッジファイナンスの利用先を選ぶ際には、手続きのスムーズさや対応スピードといった利便性の良さを重視することが重要です。

とくに現金を早急に必要とする場面では、オンラインで申請ができるか、必要書類が少ないか、審査から入金までの所要時間が短いかどうかがポイントになります。

利便性の高い会社・サービスを選ぶことで、時間と労力の負担を最小限に抑え、安心して資金調達を進めることができます。

対応規模や実績の適合度

ブリッジファイナンスの利用先を選ぶ際には、自社の規模や業種に合ったサービスを提供しているかを確認することが大切です。

中小企業向けに柔軟な対応を行っている会社もあれば、大企業を対象とした高額な取引を主とする会社もあります。

また、これまでの実績や取引先の事例を確認することで、信頼性や対応力の目安になります。

自社と似た規模や業種の実績が豊富なサービスであれば、ニーズを理解した適切な対応が期待でき、安心して取引を進めることができるでしょう。

相談のしやすさ

ブリッジファイナンスを利用する際は、資金繰りや返済計画について不安や疑問が生じることもあります。

そのため、担当者に気軽に相談できる体制が整っているかどうかは、利用先選びの大切なポイントです。

初回の問い合わせに対するレスポンスの早さや説明の丁寧さ、親身な対応があるかを確認しておくと安心です。

資金調達ならファクタリングがおすすめ

オフィスでナンバーワンポーズをする男性

ファクタリングはブリッジファイナンスの一種であり、ファクタリング会社に売掛金を売却することで売掛金の入金日を待たずに、現金化する資金調達方法です。

ここでは、ファクタリングの仕組みやメリット・デメリットをご紹介します。

ファクタリングの仕組み

ファクタリングの契約方法には、「2者間ファクタリング」と「3者間ファクタリング」の2種類があります。

2者間ファクタリング

2者間ファクタリングとは、利用者とファクタリング会社の2者間で契約を結び、売掛金を現金化する契約方法です。

ファクタリングの利用にあたり、売掛先からの承諾が不要なため、審査から入金までがスムーズで、最短即日で現金を確保できる点が大きな特徴です。

一方で、ファクタリング会社は売掛金の存在を売掛先に直接確認できないため、未回収リスクが高く、その分利用者が負担する手数料も割高になる傾向があります。

2者間ファクタリングの一般的な手数料相場は8%~18%程度です。

2者間ファクタリングについては下記コラムで詳しく解説しています。
2者間ファクタリングとは?メリットや手数料、利用のポイントを解説

3者間ファクタリング

3者間ファクタリングとは、利用者・ファクタリング会社・売掛先の3者間で契約を締結する契約方法です。

利用する際には売掛先の承諾が必要なため、2者間ファクタリングに比べて現金化までにやや時間がかかりますが、ファクタリング会社が売掛金の存在を直接確認できるため、未回収リスクが低くなります。

その結果、手数料は2者間ファクタリングよりも低く設定される傾向があり、一般的な相場は2%~9%とされています。

3者間ファクタリングについては下記コラムで詳しく解説しています。
3者間ファクタリングとは?メリット・デメリットと利用の流れを解説!

ファクタリングを利用するメリット

ここでは、ファクタリングを利用するメリットをご紹介します。

最短即日で資金調達できる

ファクタリングは、売掛金の入金を待たずにスピーディーに現金を確保できるため、急な支払対応や一時的な現金不足を補うつなぎ資金の調達方法として非常に有効です。

とくに2者間ファクタリングでは売掛先の承諾が不要なため、審査から入金までのスピードが早く、急な資金ニーズに対応できます。

資金繰りが厳しい局面や急な支払い対応が必要な場面において、ファクタリングは頼れる選択肢となるでしょう。

審査が融資と比較し柔軟な傾向にある

ファクタリングのメリットの一つが、審査が柔軟で、かつ銀行融資と異なり審査の際に売掛先の信用力が重視される点です。

銀行融資では利用者自身の返済能力や財務状況、信用情報などが厳しくチェックされますが、ファクタリングでは売掛先が信頼できる企業であれば、利用者の経営状況が赤字であっても契約が成立する可能性があります。

そのため、ファクタリングは資金繰りの改善に向けた「時間をつなぐ手段」として、創業期や成長途中の企業にとっても有効です。

売掛金が未回収になるリスクを軽減できる

ファクタリングを利用することで、売掛金の未回収リスクを軽減できるのも大きなメリットです。

ファクタリングでは、原則として償還請求権のない「ノンリコース契約」が採用されており、売掛先が倒産などで支払不能になった場合でも、利用者がファクタリング会社から費用を請求されることはありません。

売掛金は入金まで時間がかかるうえに、売掛先の経営悪化などによって回収不能になるリスクを常に抱えています。

利用者はノンリコース契約によってこのリスクを回避できるため、安心して資金調達を行うことが可能です。

信用情報に影響しない

ファクタリングは借り入れではなく、売掛金を売却することで現金を得る資金調達方法のため、利用しても信用情報に記録されることはありません。

銀行融資やクレジットカードの利用とは異なり、信用情報機関に履歴が残らないため、将来的に融資を検討している場合でも安心して利用できます。

資金調達が必要なタイミングで信用情報への影響を気にせず活用できる点は、ファクタリングを利用する大きなメリットといえるでしょう。

ファクタリングのデメリット・注意点

ファクタリングは、つなぎ資金の調達方法として有効ですが、利用にあたってはいくつかの注意点もあります。

ここでは、ファクタリングを利用するデメリット・注意点をご紹介します。

手数料が必要となる

ファクタリングを利用する際は、売掛金の一定割合を手数料としてファクタリング会社に支払う必要があります。

手数料は契約形態や売掛先の信用力によって異なり、一般的に2者間ファクタリングで8〜18%、3者間ファクタリングで2〜9%が相場です。

つなぎ資金を確保する際スピードは魅力ですが、短期間でも手数料負担は小さくないため、利用前に手数料の負担や費用対効果を十分に確認しておくことが大切です。

ファクタリングの手数料については下記コラムで詳しく解説しています。
ファクタリング手数料はいくら?相場や内訳、費用を抑える方法を紹介!

売掛金の額面までの調達となる

ファクタリングは売掛金を現金化する資金調達方法のため、調達できる金額は売掛金の額面が上限となります。

融資のように将来の事業計画を基にした多額の資金調達は難しく、売掛金の額面を超える現金を得ることはできません。

また、契約時には手数料が差し引かれるため、実際に受け取れる金額は売掛金の満額よりも少なくなります。

多額の現金が必要な場合は、ほかの資金調達方法との併用も検討しましょう。

ファクタリングの利用にあたっては、調達可能な金額と実際の受取額を事前に把握しておくことが重要です。

悪徳業者が存在する

ファクタリングを提供する業者の中には、残念ながら過剰な手数料を請求する悪徳業者も存在します。

つなぎの資金調達が目的であっても、こうした業者を利用すると資金繰りの改善どころか経営に深刻な影響を及ぼすリスクがあります。

安心してファクタリングを活用するためには、実績や信頼性のある会社を選び、契約書を受け取った際には内容をしっかり確認することが不可欠です。

悪徳業者については下記コラムで詳しく解説しています。
ファクタリングは違法ではない!その根拠と悪徳業者・優良業者それぞれの特徴を解説

まとめ

ブリッジファイナンスは、資金繰りの一時的なギャップを埋めるための短期資金調達方法として非常に有効です。

ビジネスローンやブリッジローン、売掛債権担保融資、ファクタリングなど多様な種類があり、目的や状況に応じて選択が可能です。

ただし、銀行融資に比べて金利や手数料が高めで返済期間が短い点には注意が必要です。

利用目的を明確にし、リスクを理解した上で賢く活用しましょう。

当機構でも、ファクタリングサービスをご提供しています。

当機構のファクタリングサービスでは2者間ファクタリングと3者間ファクタリングを選択でき、手数料は業界でも最低水準の1.5%~となっています。

また、申し込みから入金まで最短40分で完了するオンラインファクタリング「FACTOR⁺U」もご利用可能です。

スピーディーに資金調達したい事業主様は、ぜひ当機構をご利用ください。

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ブリッジファイナンスとは?主な種類や利用するメリット・デメリットを解説

【監修】日本中小企業金融サポート機構 編集局長

保有資格:FP2級

大学卒業後、地方銀行に勤務。主に企業向け融資を担当。その後、損害保険会社にて法人営業、外資系金融機関にて法人融資や人材育成を担当するなど、一貫して金融関連業務に従事。2019年一般社団法人日本中小企業金融サポート機構に入社し、これまでの金融の知識と法人営業の経験を活かし、多くの中小企業・零細企業をサポート。
プライベートでは3児の父の顔も持ち、犬・猫・亀も飼う大家族の大黒柱。

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