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即日調達も可能?消費者金融で事業資金を借り入れる際のチェックポイント

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公開日
2024.04.16
更新日
2024.04.16
即日調達も可能?消費者金融で事業資金を借り入れる際のチェックポイント

早ければ即日に資金調達が可能な消費者金融は、急な出費があった場合や資金繰りを改善したい場合に便利です。

しかし、消費者金融の利用にはメリットだけでなくデメリットもあるため、あらかじめ押さえておきましょう。

そこで今回は、消費者金融の概要や消費者金融で事業資金を調達する際のチェックポイントについてご紹介します。

ぜひご一読ください。

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消費者金融とは?

消費者金融とは、主に個人向けに融資を行う貸金業者です。

なかには、法人向けに事業資金の貸し付けを行う消費者金融もあります。

いわゆる「闇金」ではない

消費者金融と聞くと、「闇金」をイメージする方もいると思いますが、闇金ではありません。

消費者金融は金融庁の許認可を受けており、財務局や都道府県に登録して営業を行っています。

貸金業法に則って貸し付けを行っているため、定められた金額以上の借り入れはできないようになっています。

また、利息制限法により上限金利も定められているので、利息を払いすぎる心配もないといえるでしょう。

ただし、消費者金融のなかには悪徳業者、つまり闇金業者が存在します。

このような業者を利用した場合、高額な金利が設定されて利息が高くなったり、違法な取立行為の被害に遭ったりする恐れがあります。

悪徳業者は貸金業者として登録せずに営業を行っているため、消費者金融を利用する場合は金融庁のホームページで登録されているか確認しましょう。

銀行との違い

消費者金融と銀行の違いは「適用される法律」です。

消費者金融には貸金業法が適用されます。

借り入れの限度額が年収の3分の1を超える場合は新規の借り入れができないなどの決まりがあります。

一方で、銀行には銀行法が適用されます。

銀行法では借り入れの限度額が定まっていないため、審査に応じて借入額が決まります。

ただし、銀行でも借り入れの限度額が年収の3分の1を超える貸し付けは行わないよう規制していることが一般的です。

なお、消費者金融と銀行にはどちらも利息制限法は適用されます。利息制限法で定められている上限金利は以下になります。

【上限金利】

借入金額上限金利
10万円未満20%
10〜100万円未満18%
100万円以上15%

消費者金融で事業資金を調達するメリット

パソコンの前でスマホを見る女性

消費者金融で事業資金を調達するのにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

最短で即日の調達が可能

消費者金融では、最短即日で事業資金を調達することが可能です。

即日融資に対応している消費者金融の場合は、必要書類を提出するとスコアリングシステムと呼ばれる与信可否を中立的に判断するシステムで審査を行います。

審査に時間がかからないため、早ければ申し込みから借り入れまでその日のうちに済むのです。

ただし、申込時間や必要書類の送付・返送などで数日かかるケースもあるので、その点は留意しましょう。

とはいえ、銀行で事業資金を調達するよりも時間はかからないのは、大きなメリットといえます。

返済の自由度が高い

消費者金融は、返済の自由度が高いのもメリットです。

返済期日が複数用意されており、自身で希望日を設定することができます。

仮に支払えるのが月末で支払日が毎月27日に設定されていた場合、手元の資金が不足し延滞してしまうかもしれません。

消費者金融なら「月末払いにしたい」という場合は支払期日を月末に設定できる場合もあるので、延滞を防ぐことができます。

さらに、消費者金融の場合は口座振替やインターネット、コンビニATMなどさまざまな返済方法にも対応しています。

返済の自由度が高いため、返済のために新しい支払い方法を準備する必要はありません。

無担保で借り入れができる

消費者金融は、無担保で借り入れができます。

担保にできる土地や不動産などを持っていない企業も利用できるため、事業を始めたばかりでも資金調達が行えます。

審査に比較的通りやすい

消費者金融は審査に比較的通りやすいというメリットもあります。

審査基準は公開されていませんが、銀行の審査に落ちても消費者金融の審査には通る場合もあります。

消費者金融を利用するデメリット

消費者金融にはさまざまなメリットがある一方で、デメリットもあります。

金利が高い

消費者金融のデメリットは、金利が高いことです。

消費者金融は保証会社の保証を受けられないことにより、金利が高めに設定されています。

返済期間が長くなればなるほど利息が高くなってしまうため、利用する場合は短期間での返済がおすすめです。

そうすれば、金利が高い点もさほど気にならないかもしれません。

借り入れの限度額が低い

消費者金融のデメリットに、借り入れの限度額が低いことも挙げられます。

借り入れの限度額は貸金業法で定められており、年収の3分の1以下と決まっています。

そのため、年収が300万円の場合は100万円の利用が上限です。

ただし、個人事業者であれば借り入れの限度額が適用されますが、法人については適用されません。

法人であれば、さほどデメリットに感じることはないといえます。

消費者金融で事業資金を調達する際のチェックポイント

オフィスで右手を上げた笑顔の女性

以下では、消費者金融で事業資金を調達する際のチェックポイントをご紹介します。

借り入れの目的を明確に

消費者金融を利用する前に、借り入れの目的を明確にしましょう。

何のために使うのか・いくら必要なのかなどを考え、自分に適した借入方法なのかをチェックするのがおすすめです。

消費者金融は最短で即日の調達が可能な上、審査にも通りやすいことから利用しやすいといえます。

しかし、メリットだけを重視していると「金利負担が大きかった」ということにもなりかねません。

事業資金の調達方法は他にもあるので、消費者金融を利用するのがベストなのかを吟味することが大切です。

返済計画をきちんと立てる

消費者金融を利用する前に返済計画をきちんと立てましょう。

返済計画を立てないと資金ショートを起こしかねません。

また、延滞してしまうと信用情報に影響し、融資を受けづらくなってしまいます。

そうならないためにも、事業計画書や決算書を確認しながら毎月いくら返済して、いつまでに完済できるのかを確認しましょう。

利用の条件をクリアする

消費者金融は審査に通りやすいとはいえ、誰でも利用できるわけではありません。

借り入れの希望額によっては、自己資金がないと審査に通りにくい場合もあります。

また、過去に延滞があった場合は信用情報に影響するので、審査に通らないかもしれません。

社会保険料や税金の未納・滞納があった場合も同様です。

消費者金融を利用する場合は、これらの条件をクリアしているか確認しましょう。

今後利用することも踏まえて、上記は満たしておくことが大切です。

総量規制を把握する

消費者金融を利用する場合は、総量規制についても把握しておく必要があります。

繰り返しになりますが、消費者金融には貸金業法が適用されており、借り入れの限度額が年収の3分の1以下と定められています。

法人は総量規制が適用されませんが、個人事業主は適用されるので高額の資金を調達するのは難しいといえるでしょう。

消費者金融で事業資金を借りる流れ

以下では、消費者金融で事業資金を借りる流れをご紹介します。

1. 申し込み

申込方法には、来店・電話・インターネット・郵送があります。

近くに店舗がない場合や忙しくて店舗に行けない場合は、インターネットを活用すると良いでしょう。

インターネットならいつでも申し込みができ、必要書類もオンライン上で完結するのでスムーズに手続きができます。

2. 審査

申し込みが完了したら、審査結果を待ちます。早ければその日のうちに結果がわかります。

3. 契約・借り入れ

審査に通ったら契約を行いますが、契約内容をよく確認してから手続きを進めましょう。

契約後、事業資金を借り入れることができます。

4. 返済

返済期日までに支払いを行いましょう。

返済が遅れてしまうと損害金が発生する他、今後の借り入れができなくなる可能性もあるので注意してください。

まとめ

消費者金融で事業資金を調達するメリットには、「最短で即日の調達が可能」「返済の自由度が高い」「無担保で借り入れができる」「審査に比較的通りやすい」などが挙げられます。

そのため、早く資金調達をしたい方には有効な方法といえるでしょう。

ただし、消費者金融を利用するのにはデメリットもあるため、その点も踏まえて検討することが大切です。

早く資金調達をしたい場合は、ファクタリングを利用する方法もあります。

ファクタリングとは、売掛金をファクタリング会社に売却することによって、売掛金の支払期日前に資金化するサービスのことです。

一般社団法人日本中小企業金融サポート機構のファクタリングサービスは、最短3時間で売掛債権を資金化できます。

資金繰りでお悩みの方は、ぜひご相談ください。

ファクタリングについては下記コラムで詳しく解説しています。
ファクタリングとは?仕組みなどをわかりやすく解説【図解あり】

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【監修】日本中小企業金融サポート機構 編集局長

保有資格:FP2級

大学卒業後、地方銀行に勤務。主に企業向け融資を担当。その後、損害保険会社にて法人営業、外資系金融機関にて法人融資や人材育成を担当するなど、一貫して金融関連業務に従事。2019年一般社団法人日本中小企業金融サポート機構に入社し、これまでの金融の知識と法人営業の経験を活かし、多くの中小企業・零細企業をサポート。
プライベートでは3児の父の顔も持ち、犬・猫・亀も飼う大家族の大黒柱。

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