コラム

日本政策金融公庫の審査に通るコツと審査落ちしてしまった場合の対策

日本政策金融公庫は、政府が全額出資している金融機関です。

中小企業の資金繰りに対応することを目的に設立されており、民間の金融機関と比較して低金利で融資を受けることができます。

この記事では以下の内容について、初心者の方にも分かりやすく説明します。

  • 日本政策金融公庫の審査に通る6つのコツ
  • 審査に落ちてしまった場合の3つの対策

日本政策金融公庫とは

日本政策金融公庫は、政府が100%出資している金融機関です。

日本政策金融公庫とは省略して、日本公庫とも呼ばれています。

特に、初めて事業資金を借りる際は会社の信用が低いため、民間の金融機関から融資を受けることは難しいとされています。

そんなときに比較的利用しやすいのが、日本政策金融公庫です。

ほかにも、以下のメリットがあります。

  • 低金利
  • 融資の実績ができるため、会社として信用がつく

日本政策金融公庫の審査に通る6つのコツ

低金利で、なおかつ、初めてでも融資を受けやすいのであれば、是非とも審査を通過したいものですね。

日本政策金融公庫の審査に通るコツを6ご紹介します。

希望金額は必要最低限におさえる

事業計画書は実現できる内容に

数字の裏付け資料を用意する

自己資金があることを証明する

面談の練習をしておく

遅刻は厳禁・身だしなみや忘れ物にも注意

日本政策金融公庫の審査では面談がありますので、しっかり準備をしておいたほうが安心です。詳細を説明していきますので、ひとつずつ確認して対策をしましょう。

①希望金額は必要最低限におさえる

まず、希望金額は必要最低限におさえて申請しましょう。特に、初めて融資を受ける場合は、小口融資からスタートすることをおすすめします。

例えば、会社の規模に見合っていない金額で申し込むと、審査担当者に不審に思われる可能性があります。

日本政策金融公庫にかかわらず、融資の審査は初回申請の相手に対して慎重に審査を行います。

融資の実績をつくって日本政策金融公庫の信用を得ることができれば、2回目以降の追加融資が可決される可能性が高くなります。

②事業計画書は実現できる内容に

審査において、最重要視されているのが事業計画書です。審査担当者からすると、事業計画書が実現性の高い内容であれば利益から返済されることが見込まれるため、審査を通しやすくなります。

とはいえ、単に右肩上がりの計画書にすれば良いというわけではありません。

計画には具体的な根拠が必須で、確実に返済できる計画を記載する必要があります。

また、事業内容については、申請者がこれまで仕事を通じて得た知識やノウハウを活かせる分野であれば、より計画の説得力が増すでしょう。

③数字の裏付け資料を用意する

前述したように、事業計画には具体的な根拠が必要です。特に重要なのは、第三者が客観的に判断できる数字です。

例えば、飲食店や小売店などの店舗を出店する場合なら、以下の数字が客観的数字として挙げられます。

  • 出店予定の場所から半径○km以内の人口や世帯数
  • 近隣の競合店舗数
  • 最寄り駅の1日の乗降者数
こうした客観的数字をもとに、そのうちの%の顧客を獲得するといった計画を、そのための手段とともに説明できれば、この計画書が実現性のある内容かどうかを判断できるのです。

④自己資金があることを証明する

日本政策金融公庫の審査では、代表者本人の信用も審査を左右します。審査では直近半年分の預金通帳を開示します。

その際、毎月コツコツと貯めた預金があることが理想です。

なぜなら、例えば融資面談の直前に口座残高が数万から数百万になっていると、「見せ金」ではないかと、審査担当者に不審に思われてしまうからです。

直近で、やむを得ず家族などから資金援助を受けた場合には、振り込まれた方の名前や関係性などを証明できる書類を準備して、面談時に説明できるように準備しておきましょう。

⑤ 面談の練習をしておく

前述したように、日本政策金融公庫の審査では面談があります。この面接では、融資を希望する理由や会社の事業内容などについて聞かれますが、そのほかにも審査担当者は、代表者の人柄や会社に対する思いを見ています。

面談でよく聞かれることは以下の通りです。

  • 創業動機を教えてください。
  • これまでの事業経験を教えてください。
  • 自己資金はどのように貯金されましたか。

 

 

 

また、少々難易度の高い質問は以下の通りです。

  • もう少し低い金額で事業を始められませんか。
  • もし売上が出ない場合は、どのようにして事業を継続しますか。


最低限、これらの質問には答えられるように準備しておいたほうが安心です。面談に向けて書類や質問内容をしっかり対策していたとしても、当日緊張してしまい、スムーズに説明できないこともあるようです。

実際に声に出して練習しておいたほうが、自信につながるでしょう。

⑥遅刻は厳禁・身だしなみや忘れ物にも注意

当たり前のことですが、面談時の遅刻は厳禁です。前述したように、審査では代表者の人柄も見られています。

あらかじめ、面談場所に赴いて所要時間を確認しておくほうが安心です。

また、ビジネスの話をする場ですので服装はスーツの方が望ましいです。

しかし、職業柄スーツを着ないので持っていないという方は、普段のお仕事で着用されている服でも問題ありません。

その際は、汚れやシワがないか、清潔感がある服装か確認しておきましょう。

それでも審査に落ちてしまった場合の3つの対策

しっかり対策をしていたつもりでも、審査を通過できないこともあります。日本政策金融公庫は一度審査に落ちてしまっても再申し込みが可能ですので、諦めずに改善点を考えましょう。

①半年後に再申し込みをする

再申し込みは、半年後以降に行いましょう。半年後であるのは、すぐに申し込んでも融資を受けることが難しいためです。

焦らずに原因を把握して、対策を行いましょう。

日本政策金融公庫は、審査に落ちた原因を教えてくれませんが、原因は以下である可能性が高いです。

  • 自己資金が足りない
  • 事業計画に無理がある
  • 信用情報に問題がある

自分の状況を改めて確認し、半年後に向けて対策を行いましょう。

②認定支援機関を活用する

また、認定支援機関を活用するのもひとつの手です。認定支援機関を経由して融資の申し込みを行うと、以下のメリットがあります。

  • 創業計画書などの資料作成の手助けをしてもらえる
  • 審査面談時に専門家に同席してもらえることがある
  • 改善点を提案してもらえるため日本政策金融公庫からの信用度が上がる

創業融資希望などで、他の資金調達方法をとることは難しいという方におすすめの対策です。お近くの認定支援機関は、以下のサイトより確認できます。

いざという時のために、前もって調べておくのも良いですね。


中小企業庁:認定経営革新等支援機関検索システム

②信用保証協会の融資を活用する

信用保証協会とは、融資実績のない中小企業や個人事業主の返済を保証し、金融機関からの融資をサポートしてくれる機関です。地域の商工会議所に相談すれば、信用保証協会を紹介してもらえます。

ただし、自己資金が全くない方や、事業計画が明確でない方は、事業の先行きが見えないため紹介してもらえないことがあります。

そのため、まずは審査に落ちてしまった原因を精査し、弱点を克服してから、商工会議所へ相談に行くことをおすすめします。

③ファクタリングを検討する

今すぐ資金が必要で審査を待てないという方には、ファクタリングの検討もおすすめします。ファクタリングとは、売掛債権をファクタリング会社に売却して資金化する資金調達方法です。

融資の実績や担保・保証人を必要としないため、売掛債権があれば利用できます。

なおファクタリングは融資ではないため、金利ではなく手数料が発生します。

日本政策金融公庫の金利より手数料は高いですが、審査のハードルは低いためお急ぎの方にはおすすめです。

資金の相談なら日本中小企業金融サポート機構へ

資金の相談なら日本中小企業金融サポート機構へ日本政策金融公庫の審査に通るコツは以下の6つです。

  1. 希望金額は必要最低限におさえる
  2. 事業計画書は実現できる内容に
  3. 数字の裏付け資料を用意する
  4. 自己資金があることを証明する
  5. 面談の練習をしておく
  6. 遅刻は厳禁・身だしなみや忘れ物にも注意


審査に落ちてしまった場合もこの中に原因がある可能性が高いため、改めて対策することをおすすめします。当機構では、中小企業の資金繰りをファクタリング業や各種コンサルティング業を通して、お力添えさせていただいております。

相談は無償で承っておりますので、お困りの際はお気軽にご連絡ください。

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