コラム

銀行系のビジネスローンで資金調達するメリット

資金調達をする場合、いくつかの方法があります。その中の一つにビジネスローンがあります。ビジネスローンはいろいろなところで提供されていて、大きく2系統に分類できます。それは銀行系とノンバンク系です。ここでは銀行系のビジネスローンの特徴と、銀行系ビジネスローンに融資の申し込みをする際の注意点についてみていきましょう。

銀行系ローンとは

銀行系ビジネスローンとは、銀行のグループ会社の提供している事業資金を融資するサービスのことです。ちなみに銀行とは関係のない信販会社や消費者金融の提供しているビジネスローンのことは、ノンバンク系ビジネスローンと呼ばれることが多いです。

銀行系ローンの法律上の扱い

銀行系ローンといわれると、銀行法に基づくサービスを実施していると思う人もいるでしょう。しかし銀行系ローンは「銀行のローン」とは異なります。あくまでも銀行の運営するファイナンシャルグルループの傘下の業者が提供するローンです。もしそのグループ会社が消費者金融や信販会社の形態をとっている場合、銀行法ではなく貸金業法にのっとった融資を実施します。例えば個人向けのローンであれば、年収の1/3を超えて融資できない総量規制にのっとった貸し出しを行わなければなりません。銀行のローンと銀行系のローンとは、扱いが異なることは理解しましょう。

銀行系ローンを活用するメリット

金利が安い

銀行系ローンを活用するメリットとして大きいのは、借り入れ条件の良さです。ビジネスローンを利用するにあたって、返済のことも考える必要があります。銀行系ローンはノンバンク系と比較すると、金利を低く設定しているものが多いです。つまり利息の支払いを少なくでき、返済負担を軽減する効果が期待できます。ノンバンク系ローンを見ると、金利10%を超える商品が中心です。しかし銀行系ローンの場合、金利38%が相場なのでノンバンク系と比較すると条件がいいです。

総量規制の対象外

個人向けローンの場合、ノンバンクの貸金業者から借入する場合、総量規制の縛りがかかります。総量規制とは、その人の年収の1/3を超えて借り入れできないルールです。例えば年収が750万円の人は250万円を超える借り入れができません。銀行系ローンも貸金業法にのっとったサービスになりますので、個人向けローンの場合、この総量規制に基づくサービス提供になります。しかしビジネスローンのような法人向けの貸し付けについては、総量規制の対象外になります。つまり自分の年収の1/3を超えるような金額の融資を受けることも可能です。ですから、設備投資などである程度まとまった資金が必要な場合でも融資を受けられる可能性があります。

銀行系ビジネスローンの審査で重要なポイント

ほかのローン同様、銀行系ビジネスローンでも融資実行される前に審査が実施されます。簡単に言えば、貸したお金を返済できるだけの能力を持っているかどうかの審査を行っています。銀行系ビジネスローンはノンバンク系と比較すると、この返済能力の有無について決算書を重視する傾向があります。直近の数年間の決算書を提出するように求められ、その会社が安定して利益を出しているようであれば、審査に引っかかる可能性は低いでしょう。逆に赤字経営が続いているのであれば、お金を貸しても返ってくる可能性は乏しいと思われて、融資を断られるかもしれません。あと注意しなければならないのは、税金未納です。もし税金を納めていなければ、まず銀行系ビジネスローンの審査をクリアできないと思ったほうがいいでしょう。また会社を立ち上げて間もない場合には、実績がないとして審査に引っかかる可能性が出てきます。銀行系ビジネスローンによって多少異なりますが、一般的には業歴2年以上あることを条件としているところが多いです。

銀行系ビジネスローンのデメリットとして、審査に時間がかかるという話もあります。審査時間は改善されてきていますが、ノンバンクと比較すると、少し時間がかかるのは事実です。差し迫った段階で融資の申し込みをすると、支払期限までに融資実行されない可能性も考えられます。もし銀行系ビジネスローンを利用するのなら、余裕をもって早めに申し込むのがおすすめです。

 

銀行系ビジネスローンは、銀行が直接融資しているわけではありません。あくまでも銀行傘下や銀行が出資しているローン会社が融資を行っています。しかしそれでも有名な銀行に関連するところが融資しているビジネスローンといわれると、安心して借り入れできると思う人もいるでしょう。比較的安定した経営ができていて、利益もきちんと出ているのであれば、審査通過できる可能性が高いです。もし資金調達の必要性を感じている事業者がいれば、銀行系ビジネスローンの活用も検討してみる価値はあるでしょう。最近では銀行や提携しているコンビニなどのATMを使って、借り入れ・返済できるところも増えています。このため手軽に借り入れができます。