コラム

【最新版】ファクタリングの種類別にメリット・デメリットを解説

近年、ファクタリングは政府も推奨している資金調達方法のため、中小企業や個人事業主に人気が高まっています。

当機構にも「ファクタリングの種類」について多くのお問い合わせをいただきます。

「自社の現状に最適なファクタリングを知りたい…」
「多くの種類があってわからない…」

このコラムでは、上記のようなよくある質問にお答えしていきます。

この記事は、下記8種類についてそれぞれの特徴などを記載しているため、ご自身が必要とされる項目をお読みください。
・一括ファクタリング
・ 診療報酬ファクタリング
・介護報酬ファクタリング
・国際ファクタリング
・商品在庫ファクタリング
・家賃収入ファクタリング
・保証ファクタリング
・注文書ファクタリング

是非、参考にしてみてください。

ファクタリングとは

ファクタリングとは、企業の売掛金をファクタリング会社に売却して、早期資金化する金融サービスのことです。

売掛金や受取手形などを有する企業は、ファクタリング会社へ手数料を支払って売却することで決済期日前に資金調達をします。

ファクタリングと銀行融資の違い

銀行融資ファクタリング
資金調達スピード2週間~1か月即日~1週間
金利・手数料2~15%程度1~20%
担保・保証人必要不要

ファクタリングは、銀行融資のように借入とは異なる資金調達方法です。そのため、債務超過や税金滞納などがあった場合でもファクタリングを利用できます。

日本の中小企業や個人事業主は他国とくらべても、銀行融資の依存度が高いので、経済省は借入に代わる資金調達としてファクタリングを推奨しています。

取引方法が異なる2つのファクタリング

ファクタリングは、取引方法によって下記の2つのように異なるので、詳しく説明します。
・買取ファクタリング
・保証ファクタリング

買取ファクタリング

買取ファクタリングは、売掛金を早期に資金化したい場合に使われるファクタリングサービスです。売掛金をファクタリング会社に売却し、手数料を差し引かれた金額を受け取れます。

一般的に利用されている2社間ファクタリングや3社間ファクタリングは総称すると買取ファクタリングです。

最近では、売掛金だけでなく注文書を買い取るサービスを行なっているファクタリング会社もあります。

この「注文書ファクタリング」については、後述の「8種類のファクタリングの特徴内で詳しく説明させて頂きます。

 

買取ファクタリング(2社間・3社間)詳しく知りたい方はこちら

保証ファクタリング

保証ファクタリングとは、取引先の「与信管理」を管理できる、いわば「保険」のようなファクタリングサービスです。万が一、売掛先の倒産や経営破綻などで売掛金が回収できなくなった場合、保証会社が限度額の範囲以内で保証金を支払います

そのため、下記のようなお悩みがある場合、利用しても良いでしょう。
「取引先が急に倒産したら困る…」
「1箇所の取引先に、売上が依存して財務状況が悪化している…」

 

8種類のファクタリング比較表

ファクタリングは債権の種類や取引の方法など違いにより、様々な種類があります。

2社間ファクタリング、3社間ファクタリング以外の8種類のファクタリングについて以下の表にまとめました。

ファクタリングの種類債権の種類取引形態売掛先への通知取引方法支払元(売掛先)利用会社の種類資金調達スピード
一括ファクタリング売上金3社間必要買取国内企業支払企業側が導入する最短即日
医療報酬
ファクタリング
医療報酬債権3社間必要買取国民健康保険
健康保険組合
医療機関2~3営業日
介護報酬
ファクタリング
介護報酬債権3社間必要買取国民健康保険団体連合会や社会保険診療報酬支払基金など介護施設2~3営業日
国際ファクタリング輸出債権3社間必要買取海外企業貿易業など支払代金回収時
商品在庫
ファクタリング
在庫商品2社間不要買取国内企業在庫商品を保有する小売業商品引き取りと同時
家賃収入
ファクタリング
毎月の家賃収入2社間不要買取国内企業不動産業界、個人オーナーなど家賃収入を保有する方最短即日
保証ファクタリング売上債権2社間不要保証国内企業下請けの建設業者、資材業者など、売掛金を保有する企業売掛先の倒産時
注文書ファクタリング注文書2社間不要買取国内企業建設業、製造業など、注文書を保有する企業最短翌日

 

8種類のファクタリングの特徴

上記でご紹介した8種類のファクタリングについて、それぞれの特徴と、メリット・デメリットを解説します。

一括ファクタリング

一括ファクタリングとは、売掛金保有企業と売掛先が両者一括で行う決済システムのことです。従来、企業間の取引では手形取引が主流でしたが、手形を振り出す事務コストや印紙代がかかるというデメリットがありました。

一括ファクタリングの特徴は、手形の代わりに利用されていることです。

メリット

一括ファクタリングを利用するメリットは4つあります。

・好きなタイミングで資金化が可能

・手形を発行するコストがかからない

・借入ではない形で資金調達ができる

・審査が通りやすい

 

デメリット

一括ファクタリングを利用するデメリットは4つあります。

・手数料がかかる

・3社間の場合売掛先への通知が必要

支払企業側が導入しないと納入企業は利用できない

 

診療報酬ファクタリング

診療報酬ファクタリングは医療機関が持つ診療報酬債権をファクタリング会社に売却して資金化するサービスです。診療報酬の支払いは、診療から2ヶ月~3ヶ月弱の時間差があります。

しかし、診療報酬ファクタリングは、申し込みから2~4日程度で資金化できます。

また、取引先が国保(社保)であるため診療報酬債権が確実に回収できる可能性が高いため、診療報酬ファクタリングの手数料は0.25%~と安く設定されています。

手数料はファクタリング会社によって異なるので、各社の手数料を調べて比較してから利用しましょう。

メリット

診療報酬ファクタリングを利用するメリットは4つあります。

・資金化のスピードが早い

・担保・保証人が不要

・信用情報へ影響しない

・手数料が安い

 

デメリット

診療報酬ファクタリングを利用するデメリットは3つあります。

・手数料がかかる

・資金化できる金額は健康保険適用の範囲以内

・差し押さえのリスクがある

診療報酬ファクタリングについて詳しく知りたい方はこちら

 

介護報酬ファクタリング

介護報酬ファクタリングとは、介護報酬債権をファクタリング会社に売却して早期に資金化する金融サービスです。昨今、介護業界では介護報酬ファクタリングの仕組みも一般化し広く知られています

介護報酬の支払いは、2ヶ月~3ヶ月弱かかります。

しかし、介護報酬ファクタリングは、申し込みから2~4日程度で資金化できます。

介護報酬債権を流動化することで、急な出費にも耐えられる備えとしておおいに役立つでしょう。

メリット

介護報酬ファクタリングを利用するメリットは3つあります。

・担保や保証人が不要

・契約~現金化までの手続きが簡単

・負債計上されないため信用情報へ影響がない

 

デメリット

介護報酬ファクタリングを利用するデメリットは3つあります。

・手数料がかかる

・資金化できる金額は健康保険適用の範囲以内

・差し押さえのリスクがある

 

国際ファクタリング

国際ファクタリングは、海外企業と貿易する国内の輸出企業が支払われる代金を確実に回収するため注目を集めているサービスです。利用することで、信用状発行の手間とコストを軽減し、送金ベースによる安全で確実な代金回収が可能です。

メリット

国際ファクタリングを利用するメリットは3つあります。

・確実に代金回収ができる

・信用状を発行しなくても取引可能

・商品郵送前に資金調達できる

 

デメリット

国際ファクタリングを利用するデメリットは3つあります。

・手数料がかかる

・輸出企業が費用負担

・売掛先への通知が必要

 

商品在庫ファクタリング

商品在庫ファクタリングは、企業が有している「在庫商品」をファクタリング会社に売却し資金調達するサービスです。基本的な仕組みや方法などは、一般的な在庫買取サービスと変わりません。

また、売却した商品は、ネットオークションを通じて販売したり、ファクタリング会社独自の流通経路で販売されます。

しかし転売不可という希望があれば、市場に商品が出回ることもないため商品の価値を落とすこともありません。

メリット

商品在庫ファクタリングを利用するメリットは3つあります。

・在庫商品で利用できる

・銀行融資に比べ、審査が柔軟

・節税になる

 

デメリット

商品在庫ファクタリングを利用するデメリットは3つあります。

・手数料がかかる

・買取価格は低い

・対応しているファクタリング会社が少ない

・古物営業法許可を得ているかどうかチェックする必要がある

 

家賃収入ファクタリング

家賃収入ファクタリングとは、定期的に入る収益である不動産収入をファクタリングの利用で、早期資金化するサービスです。毎月の家賃収入が安定していれば、手数料なども低めに抑えられる場合もあります。

利用を検討している場合は、 家賃収入が安定している証明として、家賃を受け取るための口座の通帳を用意するなどといった準備をしておくと良いでしょう。

メリット

家賃収入ファクタリングを利用するメリットは2つあります。

・家賃収入が確実

・早期の資金調達が可能

 

デメリット

家賃収入ファクタリングを利用するデメリットは2つあります。

・手数料がかかる

・対応しているファクタリング会社が少ない

 

保証ファクタリング

保証ファクタリングは、売掛先の売掛金に保険を掛けることで、貸し倒れリスクを回避するサービスです。

保証ファクタリングを利用するには、ファクタリング会社に所定の保証料を支払う必要があります。

ファクタリング会社によって異なりますが、保証料の相場は年率1%から4%程度です。

万が一、売掛先の倒産や経営破綻などで売掛金が回収できなくなった場合、保証会社が限度額の範囲以内で保証金を支払います。

売掛金が発生しやすい建設業などで多く利用されています。

メリット

家賃収入ファクタリングを利用するメリットは3つあります。

・売掛先の倒産リスク回避

・取引が浅い企業でも利用できる

・ファクタリング手数料が安い

 

デメリット

家賃収入ファクタリングを利用するデメリットは3つあります。

・手数料がかかる

・限度額までしか保証されない

・売掛先の倒産時にしか支払いはない

 

注文書ファクタリング

注文書ファクタリングは、仕事を受注した段階で資金化が可能な新しいサービスです。

従来の買取ファクタリングは、受注した案件が納品完了してから発生する売掛金を資金化します。

一方、注文書ファクタリングは、売掛先から注文書を受け取った時点で、それをファクタリング会社が買い取ることによりで、受注した仕事を開始する前に資金を調達できます

最短翌日に資金化が可能なため、大型案件を受注して急遽資金が必要な場合などに、入金サイクルを早めることができます。

仕事前に資材や機材が必要な建設業・製造業などで多く利用されています。

メリット

注文書ファクタリングを利用するメリットは3つあります。

・仕事納品前でも注文書・発注書があれば資金化可能

・入金までの期間を最大6カ月短縮

・担保や保証人が不要

 

デメリット

注文書ファクタリングを利用するデメリットは2つあります。

・手数料がかかる

・対応しているファクタリング会社が少ない

 

当機構は最適なファクタリングをご案内します!

8種類のファクタリングの概要やそのメリット、デメリットなどの特徴について見てきました。

売掛金や、医療報酬や商品在庫など企業の資産を活用することで、リスクを抑えた資金調達が可能です。

それにより、ファクタリングは資金繰りの改善事業の立て直しを早期に実現できます。

また、基本的にファクタリングは早期資金調達する手段ですが、場合によっては保証をするための手段にもなります

それぞれ特徴があり、特定の業種に携わっている場合には専門のファクタリング会社をしていくのが望ましいでしょう。

読んでいて不明点、疑問に残る点がある場合は日本中小企業金融サポート機構にご相談ください。

一番大切なことは事業を継続することです。

そのため、お客様に合わせた最適な資金調達の方法をご案内いたします。

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