コラム

ファクタリングとABLの違いとは?使い分けの方法も解説

ファクタリングは売掛金を早期に資金化するサービスとして広まっているサービスですが、類似しているサービスに「ABL」があります。

どちらも売掛金を資金化するサービスですが、審査基準や資金調達スピードなど、異なる点が多く存在します。

この記事ではファクタリングとABLそれぞれのサービス内容や違いについて解説します。

売掛金を用いた資金調達をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

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ABLとファクタリング

まず初めに、ABLとファクタリングそれぞれのサービス内容について詳しく解説します。

 

ABL(売掛債権担保融資)とは

ABLとは、銀行などの金融機関に対し、売掛債権を担保にして融資を受ける資金調達方法です。

Asset Based Lending(アセット・ベースト・レンディング)]を略してABLと呼ばれており、日本語では「売掛債権担保融資」と訳されます。

ABLは売掛債権以外も担保とすることが可能です。

例えば、動産にあたる商品・在庫商品・機械設備など、換金できる全ての資産が対象となります。

このように担保の選択肢が多いことから、近年人気を集めている資金調達方法です。

 

ファクタリング(売掛債権譲渡)とは

ファクタリングとは、売掛債権をファクタリング会社に譲渡して、入金期日前に資金化する資金調達方法です。

ABLは融資にあたりますが、ファクタリングは売掛金の権利そのものをファクタリング会社に譲渡するため、融資ではありません

また、ファクタリングは最短即日で資金化できるため、急な資金調達が必要な場合に多く利用されています。

詳しくは以下の記事で説明しています。

【初心者向け】ファクタリングサービスとは?図解付きで簡単解説

 

ABLとファクタリングの違い5つ

ABLとファクタリングの違いは主に5つあります。

以下は違いをまとめた比較表です。

ABLファクタリング
①審査基準厳しい柔軟
②担保対象動産売掛債権
③登記の有無無い場合もある
④調達スピード約2~3週間最短即日~数日
⑤手数料・金利金利
登記の費用
金融会社への手数料
ファクタリング会社への手数料

 
それぞれ詳しく説明します。
 

①審査基準

ABLとファクタリングは、審査基準が異なります。

前述のとおりABLは融資のため、担保となる売掛債権や動産の資産価値が重要視されます。

また、利用者の信用情報も厳しく審査されます。

一方でファクタリングは売掛債権の信用度が重視されるため、利用者本人の審査は比較的柔軟に行われます。

例えば、利用者の会社の経営状況があまり良くなくても、売掛先が上場企業だったり、安定した取引があると証明できれば、審査に通りやすくなります。

以上のことから、ABLの方が審査は厳しいと言えます。

 

②担保対象

ファクタリングは「売掛債権」のみを対象としたサービスです。

一方でABLは動産を担保とするため、担保対象が多いことが特徴です。

例えば、以下が担保対象となります。

 

・商品
・在庫
・機械設備
・自動車
・有価証券(株式や出資金)

 
このように、担保の選択肢が広い点がファクタリングと大きく異なります。
 

③登記の有無

ABLとファクタリングは、登記の有無も異なります。

ABLで動産を担保とした場合は、「動産譲渡登記」を行い、債権を担保とした場合は「債権譲渡登記」を行います。

一方で、ファクタリングの場合は売掛債権を譲渡するため、債権の所在を明確にするために「債権譲渡登記」を行います。

しかし登記はコストがかかるため、売掛先への通知のみの対応とするケースもあります

 

④調達スピード

調達スピードは、審査の厳しさが大きく影響します。

前述の通り、ABLは融資のため審査が厳しく、申し込んでから約2~3週間はかかってしまいます。

しかしファクタリングは融資ではないため、最短即日で資金調達が可能です。

3社間ファクタリングの場合は売掛先への承諾が必要になるため、2~3日かかります。

 

⑤手数料・金利

ABLは融資のため金利が発生します。

また、金利以外にも、以下の費用が発生します。

・登記の費用
・金融機関への手数料

ファクタリングの場合は、ファクタリング会社に支払う手数料が発生します。

ファクタリングの手数料相場を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

【ファクタリング手数料の相場は?】安く抑えるポイントを解説

 

ABLの注意点

ABLを利用する際、「償還請求権」が存在するということに注意しましょう。

万が一、担保にしている売掛債権の回収が不可能になった場合は、利用者が責任を負う必要があります。

また、ABLは担保にする商品や在庫などの動産の価値がそれぞれ異なるため、過剰担保になることもあります。

計画性をもって利用しないと経営がさらに悪化する可能性もあるので、慎重に検討しましょう。

次から、ABLとファクタリングの使い分け方を解説します。

 

ABLとファクタリングの使い分け方

「ABLの仕組みは理解できたけど、ファクタリングとどちらを利用すればいいの?」

と思っている方のために、ABLとファクタリングの使い分け方を解説します。

資金調達をご検討の方は、ぜひ参考にしてください。

 

ABLが向いているケース

以下のような場合は、ABLをおすすめします。

 

・商品や在庫、売掛債権などの流動資産を多く保有している
・機械設備などの固定資産を多く保有している
・長期間の借入を希望する

 

ABLは担保を提供して融資を受ける資金調達方法です。

担保に適した資産を多く保有し、長期間の借入を希望する場合はABLがおすすめです。

 

ファクタリングが向いているケース

以下のような場合は、ファクタリングをおすすめします。

 

・急ぎの資金調達が必要
・支払いサイトを短くしたい
・売掛金を確実に回収したい
・信用情報にキズを付けたくない
・融資を断られた

 

ファクタリングは融資ではないため審査が柔軟で、スピーディーな資金調達が可能です。

また、信用情報にキズが付かないため、将来融資を検討している方も安心して利用できます。

多少手数料がかかっても、すぐに資金が必要な方、信用情報への影響を懸念する方はファクタリングを利用しましょう。

 

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