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【簡単】リバースファクタリングとは何か?仕組みやメリットをまとめて解説

リバースファクタリングというサービスをご存知でしょうか?

リバースファクタリングとは、リバース(逆)という言葉のとおり、通常のファクタリングとは反対の仕組みのファクタリングサービスです。

「ファクタリングは知っているけど、リバースファクタリングは聞いたことがない」という方も多くいらっしゃるでしょう。

この記事では、以下の内容に沿ってリバースファクタリングについて解説します。

  • リバースファクタリングを活用すべき会社の特徴・業種
  • 仕組み
  • ファクタリングとの違い
  • メリットとデメリット
  • リバースファクタリングが利用できる会社

 

リバースファクタリングについて理解を深めていただき、ぜひ資金繰りにお困りの際にご参考ください。

 

リバースファクタリングを活用すべき会社の特徴・業種

はじめに、リバースファクタリングがどのような会社に向いているのか知りたい方のために、活用すべき会社の特徴と向いている業種を紹介します。

リバースファクタリングの利用を検討される際に、ご参考ください。

<活用すべき会社の特徴>
・支払いサイトが短く資金繰りを圧迫している
・買掛金額が高額
・資金繰りに余裕を持たせたい
・売り上げはあるが資金不足で黒字倒産の可能性がある

<向いている業種>
リバースファクタリングは、建設業・建築業に向いています。

なぜかというと建設業・建築業は仕事の規模が大きく多数の下請け会社に発注するため、買掛金も高額になり資金繰りを圧迫するケースが多いためです。

 

請求金額を先払いできる?リバースファクタリングとは

続いて、リバースファクタリングについて解説していきます。

本記事では、発注企業(買掛金を保有している会社)がリバースファクタリングを利用することを想定して、以下の表現で解説を進めます。

御社(発注企業):買掛金を保有している会社
外注先企業(受注企業):売掛金を保有している会社(主に下請け会社)

 
リバースファクタリングとは、御社が買掛金(請求金額)の支払いを先延ばしにしたい場合に、ファクタリング会社が外注先企業への支払いを代行するサービスです。

例を挙げると建設会社のように、下請け会社を多く抱えていて買掛金額が高額になってしまった場合、支払いサイトが短いと発注企業は資金不足に陥ってしまいます。

その場合、発注企業は買掛金の支払いを先延ばしにすることで資金繰りに余裕を持たせることができ、外注先企業は確実に売掛金を回収することが可能なため、双方にメリットがあるサービスと言えます。

 

ファクタリングについて知りたい方はこちら

ファクタリングサービスとは?意味やメリットを図解で分かりやすく説明

リバースファクタリングの仕組みと契約の流れ

リバースファクタリングの仕組みと契約の流れを、それぞれ図と表にまとめました。


以下の表は、契約の流れを時系列に沿って表した表です。

御社
(発注企業)
ファクタリング会社 外注先企業
(受注企業)
仕事を依頼
商品・
サービス提供
請求書発行
請求書をファクタリング会社に
提出後、契約
外注先企業へ
請求金額を早払い
請求金額を
ファクタリング会社に送金※
リバースファクタリングは、外注先企業が商品またはサービス提供を行った後に発行される請求書を御社がファクタリング会社に提出し、その後ファクタリング会社から外注先企業へ手数料を引いた金額が支払われるという仕組みです。

※御社は、通常の入金期日に請求金額と同額の金額をファクタリング会社に送金しなければなりません。

ファクタリング会社が御社に代わって外注先企業に請求金額を支払うことで、御社と外注先企業それぞれに以下のメリットが発生します。

御社:支払い期日が延長となるため、資金不足を回避できる
外注先企業:確実に売掛金を回収でき、期日前に資金化もできる

 

通常のファクタリングとの違い

リバースファクタリングは通常のファクタリングとどう違うのか、全部で8項目を表にまとめました。

以下の表を見ながら比較してみましょう。

リバースファクタリング 通常のファクタリング
契約者 御社(発注企業) 外注先企業(受注企業)
利用目的 買掛金の支払い先延ばし 売掛金の早期資金化
対象債権 買掛債権(買掛金) 売掛債権(売掛金)
資金化までのスピード 1日~2日 2社間:即日~2日程度
3社間:3日~1週間程度
資金化のタイミング 請求書提出後 売掛債権譲渡後
手数料負担者 外注先企業 外注先企業
ファクタリング会社の
入金先
外注先企業 外注先企業
ファクタリング会社
への入金
御社(発注企業) 2社間:外注先企業
3社間:御社(発注企業)
上記の表を見ていただくと分かる通り、リバースファクタリングは外注先企業への買掛金支払いを先延ばしにすることが目的なのに対し、通常のファクタリングは売掛金の早期資金化を目的として利用されます。

つまり、契約者が違うので利用目的も全く異なるのです。

しかし契約者は違うものの、手数料の負担は外注先企業という点は変わりません。

また、資金化までのスピードは通常ファクタリングと大きく変わりませんが、資金化のタイミングはそれぞれ異なります。

通常のファクタリングは売掛債権がファクタリング会社へ譲渡された後に外注先企業の口座に現金が入金されますが、リバースファクタリングの場合は請求書をファクタリング会社へ提出した後に入金されます。

ファクタリングの仕組みについて知りたい方はこちら

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実際にリバースファクタリングを利用した場合のスケジュール

具体的なイメージがしづらい方もいらっしゃると思うので、実際にリバースファクタリングを利用した場合のスケジュールを紹介します。

一般的な支払いサイトは、「末締め翌月末支払い」または「末締め翌々月末支払い」がほとんどです。

まずは通常の支払いスケジュールを見てみましょう。

ここでは支払いサイトを末締め翌月末支払い(30日)と仮定します。

 
<通常の支払いサイトの場合>

日程 御社(発注企業) 外注先企業(受注企業)
1月1日 外注先企業へ仕事を依頼
1月20日 商品・サービス提供が完了
1月31日 売上確定
2月5日 請求書発行
2月6日 請求書受理
2月28日 外注先企業に支払い
このように末締め翌月末支払いの場合、御社は1月31日に確定した請求金額を2月28日に支払わなければなりません。

リバースファクタリングを利用した場合は、以下のようなスケジュールに変わります。

<リバースファクタリングを利用した場合>

日程 御社(発注企業) 外注先企業(受注企業) ファクタリング会社
1月1日 外注先企業へ仕事を依頼
1月20日 商品・サービス提供が完了
1月31日 売上確定
2月5日 請求書発行
2月6日 請求書受理
2月7日 請求書を
ファクタリング会社に提出
2月8日 請求書受理
2月9日 外注先企業に支払い
3月31日
(支払い期日)
ファクタリング会社へ支払い
このように、リバースファクタリングを利用した場合は以下のような変更点が発生します。

 

・外注先企業は期日前に売掛金を現金化できる
・発注企業は通常の支払いサイトを延長できる

 

リバースファクタリングのメリット

リバースファクタリングのメリットは、御社(発注企業)と外注先企業でそれぞれ異なります。

 

御社(発注企業)のメリット
①支払いを先延ばしにすることができる
②支払先を一本化すればコストを削減できる
③費用0円で利用できる

 

外注先企業のメリット
①早期に資金化ができる
②売掛金を確実に回収できる

 

御社(発注企業)のメリット

まずは御社(発注企業)のメリット3点について、それぞれ詳しく説明します。

①支払いを先延ばしにすることができる

リバースファクタリングの最大のメリットは、外注先企業への支払いを先延ばしにできることです。

支払い期日を先延ばしにすることで手元の資金に余裕ができ、資金繰りを安定させることができます。

また、ファクタリング会社に支払いを代行してもらうことで支払いの遅延を防げるので、企業としての信頼度を損ねるという事態を避けることも可能です。

②支払先を一本化すればコストを削減できる

外注先企業への支払いを全てファクタリング会社に委託すれば、支払先の一本化ができます。

そのため、支払いの際にかかる事務作業や手数料を削減することが可能です。

③費用0円で利用できる

リバースファクタリングは、御社(発注企業)に費用は発生しません

ただし外注先企業側には手数料が発生しますので、外注先企業に了承を得たうえでリバースファクタリングを利用しましょう。

 

外注先企業のメリット

続いて、外注先企業のメリットを説明します。

メリットは2点あります。

①早期に資金化ができる

リバースファクタリングは御社(発注企業)に代わってファクタリング会社が請求金額を先払いするため、外注先企業は期日前に売掛金を資金化することができます。

また、人件費や仕入れのための資金繰りに困っている外注先企業にとっては、資金繰りを改善できるというメリットもあります。

②売掛金を確実に回収できる

上述のとおり、御社(発注企業)に代わってファクタリング会社が請求金額を支払うため、外注先企業は売掛金を確実に回収できるという安心感があります。

貸し倒れリスクを回避できるのは、外注先企業にとって大きなメリットと言えます。

 

リバースファクタリングのデメリット

ここまではメリットについて紹介してきましたが、続いてはデメリットを紹介します。

御社(発注企業)と外注先企業、それぞれ異なるデメリットがあります。

 

御社(発注企業)のデメリット

御社(外注先企業)のデメリットは、以下です。

取り扱い会社が少ない

リバースファクタリングは取り扱っている会社が少ないため、利用できる会社は限られます

そのため、複数の会社を比較検討することはできません。

 

外注先企業のデメリット

外注先企業のデメリットは、以下です。

手数料がかかる

リバースファクタリングは、外注先企業が手数料を負担しなければなりません。

ファクタリング会社の手数料が引かれた金額が入金される仕組みのため、外注先企業から「手数料の分、発注金額を上げてほしい」と要望を受ける可能性もあるでしょう。

そのため、リバースファクタリングを利用する場合は、後々トラブルにならないよう外注先企業にしっかり仕組みを説明して、納得してもらってから利用することをおすすめします。

 

リバースファクタリングが利用できる会社

リバースファクタリングについて、理解を深めることができたでしょうか?

実際にリバースファクタリングを利用されたい方のために、2社のファクタリング会社を紹介します。

 

ビートレーディング

ビートレーディングは、ノンバンク系のファクタリング会社の中でも業界最大手のファクタリング会社です。

豊富な取引実績があり、累計利用社数は21,000社、累計債権買い取り額は551億円にものぼります。

ビートレーディングはBeトレペイメントという独自のリバースファクタリングサービスを提供しており、請求書を受理してから1~2日後に外注先会社(下請け会社)への入金を行ってくれます。

豊富な実績とスピード対応に定評のあるファクタリング会社なので、安心して利用できます。

みずほファクター

 

みずほ銀行の子会社であるみずほファクターは、電子記録債権(でんさい)を活用したリバースファクタリングを展開しています。

 

電子記録債権(でんさい)とは
平成20年12月に施行された電子記録債権法に基づき、電子債権記録機関の記録原簿へ発生・譲渡等の記録を行うことを要件とする新しい金銭債権です。売掛債権や手形といった従来の決済手段として用いられてきた金銭債権の長所を合わせ持つことで、今後、資金決済手段としての幅広い利用とお客さまの資金調達の円滑化に寄与することが期待されています。

みずほファクターでリバースファクタリングを利用する場合、取引先もでんさいを利用していることが必須条件となります。

また、審査基準が厳しく信用情報にも影響するため、みずほ銀行で融資を利用する際に審査落ちしてしまう可能性があります。

メガバンク系列のファクタリング会社のため信用度が高いという安心感はありますが、利用するための条件は厳しいというデメリットがあります。

 

外注費早払いサービス「TLIO」とは

当機構では、建設業・建築業の企業様に向けて「TLIO(トリオ)」というサービスを提供しています。

TLIOは、リバースファクタリングと同様に下請け会社への外注費を御社に代わり当機構が早払いするサービスで、導入企業は120社を突破しました。

TLIOを利用することで、以下3つのメリットが期待できます。

・採用数が大きくUP
外注先を募集する際に、「最短即日払い可能」とお伝えいただくことで、工事を引き受けてくれる職人さんの増加が見込めます。
 
・定着率が上がる
早払いを導入することで、支払いサイクルの長い他社よりも、導入企業様の現場を優先的に引き受けてもらい易くなります
 
・現場数、売上の向上
職人さんの人数を確保することで、より多くの現場数を確保し、売上の向上を実現できます。

 

御社に行っていただくことは、下請け会社の請求書の内容確認と、従来の支払い期日にTLIOへお振込みしていただくだけです。

TLIOは下請け会社の雇用促進の改善以外にも、銀行融資を受け取るまでのつなぎ資金としてもご利用いただけます。

導入費用は完全無料ですので、ご興味がございましたらお気軽にお問合せください。

TLIOについて詳しく知りたい方はこちら

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